第3話決意
長い様で短い授業が終わった。
「授業に集中出来んかった·····」
「あたしもよ。」
俺たちは、谷川の席に行きさっきのことについて
話した。
「谷川、お前の家に来ていいか?」
谷川は俺のこの発言に驚愕していた。
「·····来ない方がいいぜ·····」
「あたし達はあなたの話が信じられないのよ·····」
「そうだよな·····」
「危険を侵しても俺は行くぜお前の家に·····」
「あたしも·····」
「ミドリ·····お前は行かん方がいい·····」
と谷川と俺は声を揃えて言った。
「どうしてよ!」
ミドリはやや不機嫌気味に言った。
「お前は女だからだよ·····」
「そうだよ。女が危険を侵してまで俺ん家に来ないでいい。」
「でも!」
「いいか、お前が危険を侵す必要はねぇ」
「·····」
ミドリは沈黙した。
「納得出来んか?」
「ええ!勿論できないわ!!」
ミドリはバン!と机を叩きながら言った。
「あたしも行くからね!たとえ死んでも!!」
!!
こいつ·····正気か!?
「お前·····」
「翔大·····仕方がない。」
俺はミドリがついて行く事が納得できないでいた。
「あんたたちも納得できない?」
俺と谷川はため息をついた。
やれやれ·····女ってのは·····扱いづらいな。
「いいだろう。来い!」
「フン、やっと納得したようね。」
「死んででも行くんだな····今更引き返すことは出来んぞ。」
「ええ!」
という事で俺たちは放課後、谷川の家に向かうことになった。
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