第2話信じられない·····
教室に戻った俺たちは
自分達の席につき、次の授業の準備を始めた。
俺は授業中谷川が話した事が頭から離れずにいた。
それは、多分ミドリも同じだろう·····
「ねぇ」
と小声でミドリが話し掛けてきた。
「おい、授業中だそお前·····」
「わかってるわよそんくらい。」
「谷川くんが話したこと信じてる?」
「·····あまり信じてない。」
「あたしも同じよ。」
「信じられないわあんな話。」
信じられるか·····あんな話·····
我が子を殺そうとする親が何処にいる!
何処にも居ないはずだ·····。
「いずれ、信じざる得ないかもな·····。」
「ええ、そうね。」
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