貴族に転生したが魔法がよくわからないという理由で 濡れ衣を着せられただが俺は、どうにか逃げ切れたので復讐をすることにした ~ブラコン妹女神と一緒に異世界復讐物語
第34話 海風先生の魔法授業 8 海風の暴走の真実 ~海風は、以外とドS?~
第34話 海風先生の魔法授業 8 海風の暴走の真実 ~海風は、以外とドS?~
海風:SIDE
「兄さま 兄さま 起きてください
兄さま 兄さまぁ」
私は、重大なミスを犯してしまった
兄さまには言ってなかったのですが
このダンジョン氷神の山脈のダンジョンマスター管理者は、
私 氷の女神アイシクルなのです。
いえ、正確に言うともう一人の私でしょうか?
というのも、ここの管理はもともと死神ヘルンの配下のアイスドラゴンが行っていたの
ですが、先の神魔大戦で神々を裏切っため神々の地位とこのダンジョンの管理から
外されました
その結果ここは、アイスドラゴンと魔族領の支配となり荒れ果てました
その後事態を危うく見た全能神様が、私をこのダンジョンの管理者として
決定しました。
ですが、その時私は前の支配者であるアイスドラゴンを倒し
魂を取り込んでしまったため私海風の人格とアイスドラゴンの人格という二つの人格が
出来てしまいました
そして、そのアイスドラゴンはとても好戦的な性格をしていたため
ふと私が気を休めた時に第二アイスドラゴン人格が出てきてしまったのです。
これまでは、ギリギリで抑え込んでいましたがさっきは出来ませんでした
その結果兄さまを瀕死にまでさせてしまった。
ただ一つ嬉しい事があるとすれば
アイスドラゴンは、兄さまと模擬戦をして負けてしまったため
兄さまを主と認めた事でしょうか
ですが、兄さまに害を成した事は事実
後で兄さまに怒られるかもしれない
もしかしたら絶交宣言をされるかもしれない
そのことを考えると
もう頭の中が真っ白になり死にたい気持ちになった
ですが、今は兄さまを助けなければいけません
絶対に助けないと
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霧神 渡SIDE
「うっ 」
「兄さま 起きましたか?」
「・・・海風か 助けてくれたのか
ありがとう」
俺は、
最後に決死のアイス・ミサイル氷爆を放った
そこからは、記憶があいまいで気づけば海風に膝枕をされていた。
「 ・・・兄さま 本当にごめんなさい
もし、許してくださいさるのであれば
大変おこがましいですが絶交だけはしないでください」
海風は、俺の前で正座をして涙を流しながら
謝ってきた。
「怒ってない」
「・・・え?」
「だから怒ってない
別に海風は、悪くないし
模擬戦は楽しかった ただ、結構痛かったけど」
「ですが、兄さま」
「怒ってない
それに海風と絶交なんてありえない
海風にはだから泣くな
たくさん助けられた だから泣くな海風」
「兄さま この度は、本当にご迷惑をおかけしました」
「いや いいって
あ そういや海風 一つ質問いいか?」
「はい なんでしょうか兄さま」
「なんで海風がバーサーカー《戦闘狂》のようになったんだ?」
これ結構疑問だったんだ
どう見ても普通の海風じゃなかったし
「バーサーカー《戦闘狂》ですか
そうですね一言で言えば もう一つの私でしょうか」
「もう一つの海風?」
「ええ 実は、兄さまには話していなかったのですが、
ここのダンジョンマスターって私なんです。」
「海風がダンジョンマスター?」
「ええ それでここのダンジョンマスターになった時に
前のダンジョンマスターだった死神の元以下のアイスドラゴンがいたのですが、
私が着任する時そのアイスドラゴンを倒してしまって
それでアイスドラゴンの魂が私に憑依しました
そしてそのアイスドラゴンは、とても好戦的で
最初は兄さまを主と認めていませんでした
そのせいでこれまでは、ギリギリで抑え込んでいたのですが、
今日になって抑えがきかなくなり
兄さまに害を成してしまったわけです。」
「・・・そうか
ちなみに今は、大丈夫なのか?」
「ええ 兄さまに負けて
主と認めてくれました。」
「そうか
・・・だが海風」
「ひゃい」
「海風 お前は、なぜ俺に相談しなかった」
「・・・」
「確かに海風と俺とでは、海風の方が確実に強い
それは、地球前世でもそうだった
でも海風それがお前の悪いところだ。
もっと周りを頼れ 兄を頼れ
確かに頼りないかもしれない けど、一人で抱えこむな」
「兄さま ごめんなさい
でも兄さまは、頼りなくなんかありません
弱くありません」
「そうか 」
「ええ 兄さま」
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「あっ 海風」
「はい 兄さま なんでしょうか?」
「そういや模擬戦中に「もし勝てたらなんでも願い聞きますよ。」って
言ってたよな」
「え ええ 言いました」
「それじゃお願いだ 2つある 良いか?」
「え ええ いいですよ 」
海風は、顔を赤らめて
はぁはぁと息を荒らげながら俺からのお願いを待っていた
「一つ目 明日からも魔法授業を続けてくれ」
「え ええ 分かりました」
少し海風が残念そうな表情をしているように感じるのは、
俺だけだろうか?
「二つ目 寝るときに膝枕をしてくれ」
「は はい! 喜んでいたします!兄さま!」
今度は、とても喜んでいた
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「そういや 今更だけど海風って模擬戦中の記憶ってあるのか?」
「ええ しっかりありますよ」
「ってことはさ、いくらアイスドラゴンに体を憑依されたからって
女神の力で解除することだって出来たんだよな?」
「え ええ 出来ましたよ」
海風は、徐々に顔を青ざめていった
「ということはさ
俺を【アイシクル・ストーム《氷神の竜巻》】で体をボロボロにさせたのも
海風だよな。」
「はひ・・・ひ」
「「ふふふ 兄さま
そこにいるのでしょう 今も頑張って進んで
本当にすごいですね
ですが、このままでは竜巻を抜けられてしましますので
少し氷の刃を強くしますね。
では頑張ってください! 兄さま」って言ったのも
海風だよな」
俺は、口調も海風似せて言った
「兄さま 本当に申し訳ございません。
少しふざけてました」
「海風の第二人格か
まぁ確かに完璧人間なんていないもんな
それじゃメモにでも書いとくか
〈海風は、意外にもドs〉 っと」
「そんなぁ やめてください 兄さま」
海風は必至に俺のメモ帳を取り返そうと頑張っていた
俺は、そんなとてもかわいい海風を見て もう少し遊ぼうかと思った
(あれ 俺も以外とドSなのか?)
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