第25話 イグルー作り
(【氷魔法:アイス・ブロック 100個 】」)
まず俺と海風は、夜に備え仮拠点を作ることにした。
普通なら森の木を伐採してそれを組み合わせて家を作るのだろうが
俺にも海風にもそんなスキルは無いし地球などで教わってもいない
それに日が沈むまでそんなに時間が無い
なので簡単に時間もかからない家を作る事にしたのだ。
それで思いついたのがイグルーだった。
イグルーは、ほとんど氷で出来ているため
氷の女神である海風には、得意の仕事であった。
(兄さま 用意できましたよ。」)
「ありがとう 海風」
(いえいえ それより早く作らないと時間がやばいのでは?」)
「そうだな」
(ここからは、実体化した方が良いですよね?)
「ああ では、やっていこう」
「はい 兄さま」
イグルーを作るとは、言っているが
俺も海風も写真でしかイグルーを見てみたことが無い
そして、作り方もわからない
ということで異世界流自己流で作ることにした。
まずどれぐらいの大きさのイグルー氷の家を作るか決めて
それが決まったら氷の塊をレンガ状にして、
それを半分重なるように積み上げていき
屋根を作り
最後に海風に
【氷魔法:アイス・ウインド《凍える風》】で氷を固める
これで完成だ。
時間は、大体40分ぐらいかかった
やはり氷レンガを積み上げるのに時間が掛かり
それ以外は、そこまで掛からなかった。
「兄さま 出来ましたね」
「そうだな 海風」
「もう外は、暗いですし寝ましょうか」
「それもそうだな
ご飯は、明日の朝に食べよう
幸い近くに小川が流れていたからな。」
「そうですか 分かりました
では、少し早いですが、寝ましょうか。」
「そうだな 少し中は狭いが
また明日拡張すればいいか。」
そうして、俺と海風は寝たのであった
はずなんだが、一人ハァハァ言いながら起きていたのであった。
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海風SIDE
あああああああ
どうしよう 兄さまと二人きりでしかも同じ部屋で
寝るなんて
それも、作ったイグルー氷の家は、とても狭いから
必然的に体を密着させて寝ることになる
私は、その日興奮しすぎてほとんど寝れませんでした。
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