第24話 脱出作戦 初めての魔物討伐~   ~なお魔物は、肉片と化す~ 【改】

ダンジョンとは、魔物の巣である。


その魔物を巣が、何十 何百 何千とたくさん出来て、


一つのダンジョンが出来る。


そして、ダンジョン内でも国のような機能があったり、


上下関係が、あったりもする。




そして、そのダンジョンの形式は、山(森) 海 洞窟 古城 などとたくさんあります。




そして、現在進行形で兄さまと私が、攻略縦断しているダンジョン


【氷神の山脈】は、内部に行くほど魔物が強くなり、


規模も三大ダンジョンの中で一番大きいです。




「ふむふむ では、慎重に行かなくてはいけないな。」




(ええ ですが、良い機会かもしれません。)




「え? 何の」




(兄さまは、この世界に来て魔物を倒しましたか?)




「いや ないな」




(そうですよね。


 ですが、これから冒険者になるなら魔物を倒せるようにしないと


 いけません。


 当然 倒せるだけの技術は、必要ですし、この機会に慣れましょうということです。


 まぁ 兄さまなら魔法を使って戦った事もありますし


 そこまで苦労しないと思います。


 私も全力でサポートしますし。)




「そうか 分かった 頼む海風」




(はい 兄さま)




それから数分後




(兄さま 斜め右にゴブリンが5匹います。


 とりあえずアイスランスで倒してみましょう。)




「分かった やってみる」




ゴブリンとは、一匹一匹はとても弱いが、


群れで行動するため多すぎると少し面倒な奴だ。




そして今回発見したゴブリンは、


ボロボロの剣や防具 盾を装備していた


殺した冒険者から奪ったのだろう




まぁ幸いなことにまだ俺たちには、気づいていない


今のうちに倒そう




「【中級氷魔法:アイス・ランス《氷の槍》 15連弾】」




詠唱した瞬間 ゴブリンに向けた俺の手の平から


15発の氷の槍が飛んで行った。




グサッ




ぐぎゃ




ぎゃ




刺さった後


ゴブリン達の悲鳴が聞こえた




「倒したかな?」




(おそらくは、出来たかと


 まぁ一応見に行きましょう。)




「うっ」




目の前には、肉片と化したゴブリンがいた




腕は、千切れ


足は、吹き飛び


首は、飛び


胴体に穴が開いていた




そして近くには、紫色の小さな石が落ちていた


異世界ラノベ読者なら分かると思うが、魔石だろう。




まぁ一応海風に聞いてみた。


違ったらドヤ顔で言った俺が恥ずかしいからね。


まぁ遅いけど




(ええ そうですよ兄さま


 この世界では魔物は、倒すと魔石と言う石をドロップします。


 冒険者は、魔物を倒しこの魔石を集めギルドで換金してお金を稼いでいます。)




他にも海風は、色々な事を教えてくれた




まず魔石には、大きさ 種類で違うこと




ゴブリンなど弱い魔物は、それだけ魔石も小さい


逆にドラゴンなど強い魔物は、それだけ魔石も大きいということだ。




そして、種類


この世界には、炎 水 風 地の四大属性と氷 雷などの派生属性がある。




魔石も魔物の魔法属性によって変わる




例えば 魔法を使わない魔物は、紫色の魔石


水属性なら青色の魔石


炎属性なら赤色の魔石




そして、氷属性なら水色の魔石だそうだ。


まぁそもそもそんな属性の魔物はいないそうだ




そして、最後にギルドでの換金だ




換金は、なんでもできる


例えば 薬草やポーションなど




そして魔石は、


量や質 大きさ その時の需要の高い魔法属性の魔石で決まるらしい。




とまぁこんな事は、置いといて


とりあえ肉片と化したゴブリンを


気持ち悪いしそれ匂いで他の魔物に集まられても困るので


土に埋めておいた


これで少しは、匂いもマシになるだろう。




「ふ~疲れた」


気づけば日が沈みかけていた


今日は、寝る所を探すことにした




(兄さま どうしましょう


 テントなんてないですし」)




「っ 確かにやばい」




(兄さま )


海風が、目をウルウルさせて聞いてくる




「家を作る魔法とかないのか?」




(ありませんよ そんな魔法)




「じゃあ 氷の塊をたくさん出せるか?」




(ええ 出来ますよ


 何に使うのですか?)




「イグルーを作ろうと考えている」




(そうですか 分かりました。)

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