第15話 濡れ衣 前編
「分かりました 父上どうして私の屋敷を襲撃したのですか?」
海風が報告してくれたが一応聞いてみた
「それはだなレイビスよ
お前は、強すぎた
このままだとみんなが危ない」
「ちがう、父上
みんなでは、なく父上が危ないと思って
俺を捕え何か理由をつけて殺すつもりじゃないんですか?
それにもし、みんなが危ないとしてどう危ないのですか?」
「・・・・・」
ラーモンドは、俺の反論に何も言えなくなっていた
「違う・・・違う・・・違う!」
「それでどうみんなが危ないのですか?」
「それは、レイビスが生きていると・・・」
「自分の地位 発言力が低下する ですよね」
俺は、ラーモンドが、詰まっている間に行った。
「・・・ああ そうだ
そうだお前が悪い
お前が、生まれてこなければ
お前がそんな加護 魔法属性を貰わなければ
私は、こんな事をせずにすんだ
お前さえいなければ
お前が、私より良いギフトを貰ったから」
ついにラーモンドの本性が見えた
俺は、思った事をそのまま言うことにした
「父上 子供みたいですよ」
「うるさい お前が悪い
お前が・・・」
ラーモンドの精神年齢が、4歳ぐらいまで低下していた
「そんな事思うから
良いギフトを貰えないのですよ。」
「うるさい うるさい うるさい」
あぁ嫌だが、これがこの世界の俺の父親か
もうほとんど赤ん坊じゃないか
「ラーモンド様ここからは、私がします
自室にお戻りください」
みかねた騎士団長のハンスがラーモンド言った
「・・・分かった」
そう一言だけ言い俺を睨んだラーモンドは、部屋を出て行った
「では、ここからは、騎士団長のハンスが行います」
「はい お願いします」
とりあえずラーモンドよりかは、マシだろう
騎士団長を任される人なんだし
でもまぁ任命したのラーモンドか
「では、まずこちらの被害を伝えます
死者 約300名
戦闘不能 約200名
精神的戦闘不能 約200名
計 約700名
です。」
「精神的戦闘不能?」
普通に気なった
よく戦争とかでも精神的にきつくなるという話は、聞くが
一時的なものが多いだろう
なのに戦闘不能って
「精神的戦闘不能とは、あまりにも悲惨な所を見てしまい
軍を辞めた者の事を言います」
(あぁたしか【氷魔法:アイス・ランス《氷の槍》】で
近くにいた騎士 バラバラにしたもんな
そりゃまぁそんな死体みたらそうなるか)
「それで俺は、どうなるんだ
一つ言うがこれは、父上が行った襲撃だろう
俺が、反撃してお前たち騎士に被害が出ても
それは、俺に言うじゃなくて父上にいえよ」
「いえ ですが」
「ですがもなにも俺は、悪くないし」
そう言い俺は、わざとらしく
「あぁそうか 確かに出来るわな
俺を殺すことが」
そう言うとハンスは、一気に青ざめた
「俺が勝手に騎士を殺したことにすれば
殺人罪で処刑することできるもんな」
「うっ」
ハンスは、ガクリと腰をを落とした
「レイビス様 今ここは、防音の魔道具を展開しています
少し話したい事がありますので
聞いてください」
そう言いハンスは、鎧を取った。
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あとがき はい! こんにちは! 霧ともです!
今回も読んでくれてありがとうございます。
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