第14話 報告と魔法と加護
(兄さま ただいま帰りました)
「お帰り なにか分かった?」
(ええ おそらくラーモンドは、嫉妬で兄さまを殺すつもりです)
「まじか 嫉妬で」
(すいません 私が兄さま加護と氷属性を付与したばかりに
こんな事になってしまって本当に申し訳ございません。)
「いや いいって それに氷属性は、俺が欲しいって言ったんだし」
(いえ でも私が)
「いや いい それに一つ聞きたいんだが
氷属性ってすごいのか?」
(ええ 氷属性と言うのは、
攻守ともに強く
この世界では、物語のヒーローつまり勇者などが
使っています)
「勇者?」
(ええ はっきり言ってすごく強いです。)
「だからラーモンドは、俺を殺そうとしているのか」
(ええ たぶん自分よりはるかに強い兄さまが邪魔なのでしょう)
「でも普通勇者と同じ属性なら
王様とかに報告するものじゃないのか」
(ええ 本来であればそうなるのですが、
ラーモンドは、報告よりも殺害を選んだのでしょう)
「でも殺したりしたらばれるんじゃないか?」
(勇者殺しは、一族処刑にあたります
ですが兄さまは、まだ勇者と公表されていません
ラーモンドは、今の内になにか罪を着せて
処刑するのでしょう)
「そうか ちなみに加護と言うのは?」
(加護とは、女神が直接あたえる称号のようなものです
兄さまには、
【氷の女神アイシクルの愛】
【氷の女神アイシクルの主】
【氷の女神アイシクルの恋】を
授けました)
「なんかすごいな」
(ええ 私が、愛をこめて渡した加護ですから
効果もすごいです)
「・・・効果は?」
(【全能力 最強】
【氷属性の魔法のみ創造できる】
【氷の女神に命令できるです】)
「・・・ちなみに効果の内容は?」
(まず 【全能力最強】は、
加護【氷の女神アイシクルの愛】です
内容は、名前の通りすべてのステータスが神クラスになります
極めれば女神や神以外の攻撃は、受けません)
「でもこの前の光属性の攻撃は、普通に受けたが」
(それは、まだ体になじんでなくて
効果が発動しませんでした)
(二つ目の【氷属性の魔法のみ創造できる】は、
加護 【氷の女神アイシクルの恋】です
効果は、その名前の通り氷属性魔法が兄さまの考えた通りに発動されます
もちろん規模によって魔力も使用量も変わります)
「それは、なんでもか?」
(はい なんでもです)
(三つ目の【氷の女神に命令できるです】は、
加護【氷の女神アイシクルの主】です。
効果は、私になんでも命令できます)
「なんか海風の息づかいが荒くなっているのは、
なんでだ」
(それは~)
なんかこれ以上聞いたらやばそうだからやめとこ
「まぁ、相当やばいって事だよな」
(ええ)
その時
コツコツコツコツ
廊下から人の足音がした
「レイビス ラーモンド様がお呼びだ
ついてこい」
ガシャンと牢屋のドアが開き
俺は、石の手錠をかけられ
執務室まで連れていかれた
「ラーモンド様 レイビスを連れてきました」
ラーモンドは、少し笑ったような表情で
「分かった 入らせろ」
「はっ」
俺は、ラーモンドの執務室に入った
そこには、ラーモンドと騎士団長がいた
他の騎士やメイド 執事は、すべて部屋の外に出された
「レイビス 俺の隣にいるのは、騎士団長のハンスだ
今回は、被害報告を兼ねてここにいる」
「分かりました 父上どうして私の屋敷を襲撃したのですか?」
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あとがき はい! こんにちは! 霧ともです!
今回も読んでくれてありがとうございます。
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