私メリーさん。今掲示板のあの子と出会ったの。
とりあえず、今日はレベル上げがてらスキルを獲得しようと思います。
このゲームのスキルですが、スキルポイント制となっています。
今のレベル上限は確か50レベル。1レべから50レべまでは経験値が大体1億4千万ほど必要になります。
最初の敵であるホーンラビットの経験値は32なので、単純計算で437万5千体倒さないといけません。
ですが、それはあくまで『格下の敵の取得経験値の減少』が無い場合です。
このゲームに限ってその仕様が無いなんてことは考えられませんし、早いとこ次に行かなきゃダメですね。
ちなみに、今の私のレベルは6。ホーンラビットは1なので、レベル差が10開くと取得経験値減少な気がします。
次のモンスターのレベルは7なのでそっちに行ってみましょうか。
ということでやってきました。ウルフの生息地である、イス・フォレストです。
愛称は椅子らしいですね。いいと思います。
ウルフはよく群れているため、レベルが10無いとキツイと聞くんですが……
残念ながら私は多対一の戦闘が大得意でして。
「目の前にいるウルフたちで試してみましょうか……ねっ!」
思い切り地面を蹴り上げ、ウルフの懐に潜り込み、斬る。
刃渡り13cmほどの鉄製ナイフが、ウルフの首を斬り飛ばした。
「私、短期決戦型なんですよ。」
的確に首を狙い、斬る。斬る。また、斬る。
「あとはあなただけですか。」
ゆっくりと歩く。一歩、また一歩と。
白い少女がゆっくりと。
それは儚げであり、蜃気楼のような幻にも見える。
緑豊かな森の中、佇む少女は様になっていた。
ナイフを持っていなければ。
っとまぁこんな感じでした!
やっぱり、多対一は楽しいですね!
……ところで……。
「そこにいる方。どうかされました?」
「んうひゃっ!?
……ば……ばれてた……?」
「バレてますよ。森に入る前からつけてきてましたよね?」
そう、このお姉さんは森に入る前からつけてきてたんですよね。
「うぅ……そこからバレてたの……?……あっ!敵対の意志はないから……!」
「大丈夫です、反応でわかってますから。……ところで、お姉さんの目的は何でしょうか?」
見たところ初心者っぽいし、
「あぅ……お姉さんじゃなくてお兄さんです……。」
「……え!?」
!?!?!?
「あぅ……この前掲示板にあなたのことを書いた大剣使いのニトクリスです・・・ます……ぅぅ……。」
「うえぇ!?」
!?!?!?!?!?!?
「目的はその……フレンド登録……したくて……」
「うぅえ!?」
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
「……そこ驚くとこですか……?」
「いやごめんなさい、なんか流れで……えへへ……
フレンドなら全然大丈夫だよ!」
「!!!やった~!その!ありがとうございます!!」
「うん!こちらこそ~!」
掲示板の 男の娘と おともだちに なった!
かわいい子とフレンドになっちゃった……。いや男だけど!
ぜんっぜん男の子だったけど!!!
でも、身長すごかったな……。
見た感じ170cmくらいはあったよ……?
……いいな~~!!!うらやましいな~~!!
……まあいっか!とりあえずレベル上げするぞ~!
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【あとがき】
2000字以上書いたと思ったら1400字くらいしか書けてなかった…ので再公開です。
バグでコピー&ペーストされてたらしく、+1100字くらい追加されてたみたい。
申し訳ないです…。
次回は2000字、その次は3000字あるので許してください…(((
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