143 「あぅ」
(まだまだ話すギャルちゃんこと有紗とオタクちゃんこと真野)
「同人誌即売会、すごく面白かったよ。こんな面白いの、マヤちゃんと一緒じゃなきゃ体験できなかった」
「そう思ってくれてるなら嬉しいよ。わたしも、アリサちゃんと同人誌即売会に行けて、昔の嫌なやつらにアリサちゃんが友達だって見せられてよかった」
「あー……捏造の人たちね……あの人たちはあの人たちで楽しそうだったよね」
「うん。なんかスッキリしたよ。わたしはあいつらと同じ高校に行ったとしても楽しくなかったってハッキリわかった。アリサちゃんと一緒でよかった」
「なんかさ、あの人たちマヤちゃんのこと基本的に無視してたじゃん。あいつらはあいつらで、マヤちゃんのこと見下してたんだよ。そんなやつら友達じゃない」
「そうだね。うん、やっぱりアリサちゃんが一番いい友達だよ。あいつらが本当に友達だったんなら、なんか声とかかけてくると思うんだよね」
「うん、あたしもそう思ってた。いつ話しかけてくるかなって。話しかけてきたら思い切り煽ってやろうと思ってた」
「なかなかアリサちゃんらしいね」
「てゆかマヤちゃんさ、最近『あぅ』って言わないよね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます