125 メカっ子ちゃんとエルフちゃん
(いったん時間を巻き戻して、別のゲーム機にソフトを入れるオタクちゃんこと真野とギャルちゃんこと有紗)
「これもともとオンラインゲームなんだね」
「おんらいんげーむ?」
「インターネットで世界中の人と遊べるってこと。アリサちゃんのお兄さん、もしかしてキーボードのついたコントローラーで遊んでなかった?」
「あー、そうだね。なんかカタカタしながら遊んでた!」
「うちはインターネット引いてないからオンラインはできないけど、これふつうに二人で遊べるみたい。キャラクター作ってみよう」
「まじ? やった! 念のためにコントローラー持ってきたんだ! じゃああたしはねえ……この耳の尖った子にしよ!」
「ならわたしは作戦的にメカっ子にしよう。お、メイドさん風のが作れるぞ」
(それぞれキャラクリエイトしていざ実戦)
「おわー!! ゴリラみたいのが追いかけてくる!!」
「そこは遠くから魔法撃つんだよ! あああ銃全然当たらない! やばい!」
(なすすべなく倒されるエルフちゃんとメカっ子ちゃん)
「……やっぱりあたしら、この手のゲームに向いてないね」
「そうだねえ……キャラクリエイトは楽しかったけどね……」
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