119 ご愛顧
(眠たい体を引きずり、クイーンサイズのベッドに倒れ込むオタクちゃんこと真野とギャルちゃんこと有紗)
「きょうお風呂入ってないや……顔も洗ってないし……」
「自堕落だけどお正月くらい許されるよ……はあ……ねむ……」
「明日、っていうか今日か。起きたら朝風呂キメるか……筋肉痛が良くなってたら滑りにいく?」
「そうだね……せっかくのスキー場だし……はあねむ……おやすみ……すや……」
(有紗に布団をかける真野)
「寝るか……だめだまぶためっちゃ下がってくる……」
(ぐっすりと翌朝9時まで寝ちゃうふたり)
「おわ?! 9時ぃ?! マヤちゃん、スキー場開いてるよ!」
「えう?! もうそんな時間?!」
「朝ごはんどうする? ホットサンドでも食べる?」
「じゃあ、ホットサンドとコーヒーにしよう。お正月でもおせちとお餅以外のもの食べていい、ってなんか自由って感じ」
「あっそっかお正月なんだ! 明けましておめでとうございます! 本年もより一層のご愛顧をたまわりますようお願いします!」
「いやアリサちゃんそれ企業のCMだから! 明けましておめでとうございますだけでいいんだよ」
「そっかあ理解!」
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