191:ゆるママとコラボ!
『それじゃあ皆、どっちがいいか決まったかな?』
「私はどっちでも大丈夫だから気にしないでね」
ボク達がそう言うとコメントが物凄い速さで流れていった。
:決まった!
:おっけー!
:大丈夫よ!
:ましゅまろかなぁ
:はえーよ!
ふわもこ
ましゅまろー!
¥3000
『書くのが、は、早いかなぁ⋯⋯』
「それだけ楽しみなんだよきっと」
『それなら、今からアンケート取るから、三分だけ待つね!』
:はーい
:おっけー!
:了解
:らじゃ
『それじゃあ、アンケートスタート!』
ボクがそう言うと、皆が見ている配信画面に二つのボタンが出てきた。
『これをクリックしてくれたらオッケーだよ! もし間違えても終了までにクリックし直してくれたら大丈夫だから安心してね!』
ボクがそう言うと、一瞬コメントが止み、アンケートの数字がぐんぐんと上がっていった。
三分は一瞬で過ぎていき、結果はすぐに出た。
『今回はましゅまろみたいだね!』
「確かに私たち二人に聞きたいことがあるなら今の方がやりやすいかもしれないもんね」
:よっしゃ!
:割と数字ギリギリで危なかった...
:くっっそおおおおおあと5%おおおおお
:ふふふ、今回は俺たちの勝ちだったようだな
『それじゃ、最初はボク宛のやつを読むからその間にボク達宛のを送ってくれると嬉しいな!』
「じゃあわたしもゆかちゃんの後に答えようかな?」
『うん! じゃあ順番だね!』
『えっと、それじゃ最初のましゅまろだけど⋯⋯』
『ゆかちゃんは甘いものが好きだということですが、今まで食べた甘いものの中で一番おいしかった、記憶に残ってるという物はありますか?僕はロー○ンに一時期売ってたイチゴ大福ケーキが好きで、大福みたいなもちもちの皮にやわらかいスポンジと甘いクリーム、そして大粒のイチゴが入っててすごかったんです!』
『お兄ちゃん、ボクにそう言う話題はダメだよ!食べたくなっちゃうよ!』
「ちなみにゆかちゃんが美味しいスイーツ食べてる時の顔は国宝級の可愛さなんだよ」
:知ってた
:笑顔に包まれながらスイーツ食べるゆかちゃんかわいいに決まってる
『国宝級は言い過ぎだと思うよ!?』
:あってる
:大体あってるからなぁ
:ゆかちゃんは国宝だったのか...
『なんか話が変な方向に行ってる気がするけど、とりあえずボクの今まで食べた中で一番印象に残った甘いものだと⋯⋯ゆるママと一緒に食べに行ったあのいちごのタルトかなぁ』
「ふぇっ?わ、私!?」
『ゆるお姉ちゃんどうしたの?』
「きゅ、急に名前出てきたからびっくりしちゃって⋯⋯」
『ゆるお姉ちゃんは覚えてないのかな?』
「ううん、覚えてるよ。
多分あの白いイチゴのタルト出してくれたお店だよね?」
『うんうん!そこで合ってるよ!
まず印象に残ったのはお値段だよね。
あんなに高いケーキ生まれて初めて食べたよ⋯⋯』
「あれは高かったよね⋯⋯」
『ケーキ一個で千六百円くらいして流石にちょっと震えたよボク⋯⋯』
「でも美味しかったよね?」
『うん! また行ってみたい!』
「また今度一緒に行こっか」
『うん!』
:サラッと約束してるゆるママ
:あら^〜
浮雲ふわり:ず、ずるいです!私も行きたい!
:ふわちゃんw
:ふわちゃん口調www
聖曽なの:ふわり...
:なのちゃんが哀れみの視線で見てる光景が浮かぶ...
聖曽なの:なのも連れて行くべきだと思うの
:こっちも欲望に素直だったあああああああ
:なのちゃんとふわちゃんどっちも自分に素直なタイプだったわそう言えば
『それじゃ次は⋯⋯これだね!
ゆるママさんVtuberの2Dモデル完成おめでとうございます!
ゆるママさんはゆかちゃんみたいに3D化とかはする予定は無いんですか?
ぬるぬる動くゆるママさんもいつか見てみたいです!』
「えっと、まずはありがとう。
それで3D化についてだけど、今すぐに⋯⋯と言うのは予定してないの、ごめんね。
でも想像以上にVtuberの活動が続いたり、人気が出たりしたらその時は考えるかも⋯⋯その時は妹のYURAにお願いしちゃおうかな?」
:応援しなきゃ(使命感
:3D化させなきゃ(使命感
:あれ?YURA先生ってゆるママの妹だったの?
:普段あんまり姿見せないから知らないやつもいるよな
YURA:バレちゃった
:隠してないしねwww
「ゆ、YURAいたの!?」
『あっ、YURAお姉ちゃんも来てくれてたんだね!ありがと、YURAお姉ちゃん!』
YURA:あr
:YURAダイーン!!!!
:あぁ、惜しい人を亡くした...
:YURA先生、良いやつだったよ
YURA:ごめん、タイプミスしちゃった...
:タイプミスで草
:悶絶したからだな(確信
YURA:と言うかわたしは基本的に毎回見てるからね?
:ガチ勢だった
:そう言われるとゆるママもほぼ毎回いたわ
『えっ、そうだったの!?』
「私は自分の部屋で見る事が多いから気付かなかった⋯⋯」
:そらわからないわw
:それはしゃーない
YURA:って事で陰ながらいつも応援してるからね!
『うん! いつもありがとう!』
『どうしよう、気付いたら結構時間経ってたし、そろそろましゅまろは最後にしようかな?』
「私も名残り惜しいけど、また一緒に配信やろうね」
『もちろんだよ!』
:あら^〜
:あら^〜
:あら^〜
:あら^〜
「謎の一体感が生まれてる⋯⋯」
『な、なんだか凄いね?それじゃ最後は⋯⋯
ゆかちゃん、ゆるママさんこんばんは。
次のコミケと言えば夏コミですが、申し込みだったり、参加するかどうかっていうのは既に決まっているんですか?気になって夜も眠れません⋯⋯』
『夏コミの事もう気にし始めるなんてお兄ちゃんも気が早いね!
でも実はもう申し込みは完了してるんだよ!』
「もちろん私ももう申し込みは終わらせたよ」
:いやあああああああああああああ
:地獄のルートを描く羽目になりそう...
:ゆるして
:どぼぢでだよおおおおおおおおお
『えっとね、ちゃんと理由もあってね。
もしかすると落ちちゃうかもしれないからもしゆるお姉ちゃんが落ちたらボクのとこで一緒にやってもいいかなって言うのと、二人とも通ったら一回、一から自分でやってみたかったって言うのもあるんだよ!』
:それも醍醐味だからわかる
:設営するのもなんだかんだ楽しいよね
:ぐうわかる
「私からすると遠慮しなくてもいいんだけどって思っちゃうんだけど、気持ちも分かるから、今回はこう言う形でやる事になったの」
『当落発表までまだ先だから期待せずに待っててね!』
:期待しかない
:期待するしかないんだよな
:楽しみ!
:待ってるね!
『それじゃあそろそろ時間も近付いてきたし、これで終わろうかな?』
「ゆかちゃんお疲れ様。
次は一緒にゲームでもやろっか」
『うん! 楽しみにしてるね!』
『それじゃ皆、おやすみなさーい!』
「おやすみなさい」
:お疲れ様ー!
:二人ともおやすみー!
:おやすみなさい
:おやすみ!
浮雲ふわり:ゆかちゃん、ゆるママさんおやすみなさーい
聖曽なの:二人ともおやすみなの
------この配信は終了しました------
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