162:バレンタインコラボ報告配信!
コラボの話が纏まってきて、告知も出来る段階に来たので、僕は今日、配信でその事を報告することにした。
「準備はOK!
配信時間も予定通りだし、問題無しだね!」
機械の準備も万端! さぁ、配信だ!
♢
『リス兄、リス姉こんばんは!
白姫ゆかだよ♪』
:まってた
:ゆかちゃんきちゃあ
:ひゃっはああああああ(ry
:こんばんはー
:ゆかちゃんこんばんはー
浮雲ふわり:ゆかちゃんこんばんはー!!
:出たなふわちゃん!
『えへへ、皆ありがとう!
今日なんだけど、実はお知らせがあってその告知の為に配信してるんだ!』
:えっ、なになに?
:気になる気になる
:夜しか眠れない体になっちゃう
浮雲ふわり:もしかしてあの件ですかー?
:ふわちゃんが知ってるって事はいまなんじ絡み?
:なんだろ?
『うーん、関係無くは無いんだけど⋯⋯実は、GloryCuteさんじゃない企業さんから企業案件のお話を貰ったんだよ!』
:おぉーおめでとー!
:ゆかちゃん良かったねー!
:おめでとー!
浮雲ふわり:ゆかちゃんおめでとうございますー!
:ちなみにどこなんだろ?
:確かに、気になるな
『隠すような事でも無いし、発表しちゃうね! 今回案件を貰ったのは
:とんでもない大企業で草
:すげぇwww
:すご!
:これはしゅごい
:すごいw
『しかも!』
:しかも?
:???
浮雲ふわり:あー、言っちゃうんですねー
:ふわちゃんも知ってる?
『ふわりお姉ちゃんとエミリーお姉ちゃんの二人がコラボしてくれるんだよ!』
:ふぁっ!?
:マジかwwwww
:うわぁーいいなぁー
:私全然知らないんだけど、凄いの?
:ゆかちゃんガチ勢が二人......来るぞ!
:来ないと思う......
浮雲ふわり:内容は折角ですしゆかちゃんから説明してもらいましょうかー
:やったぜ
:やったわ
『それでふわりお姉ちゃんに託されちゃった肝心の内容なんだけど、ボクとふわりお姉ちゃん、エミリーお姉ちゃんの三人でバレンタインのチョコを作って、審査員の人にそれぞれ審査してもらって一番を決めるって感じだよ!』
:これ二人ともゆかちゃんに勝てるのか...?
:あっ(察し
:ふわちゃん...ゆかちゃんに女子力の差わからせられちゃうの...?
:エミリーちゃんは完全に未知数だからまだわからないね
:何を作るのかは決まってるの?
浮雲ふわり:あの、私がまるで料理すら出来ないみたいに思われてるの心外なんですがー?
:まぁふわちゃんだし
:ふわちゃんだしな
『ボクとしては二人がどんなの作るのか気になるし、もちろんボクの作ったチョコを二人にもあげるつもりなんだけど、良かったら交換してくれると⋯⋯嬉しいかな?』
-コメント
浮雲ふわり:ちょっと今からフランス行ってきます
:ふわちゃん!?
:今から修行でもするのかな??????
『あ、あはは⋯⋯流石にフランス行くのは色々と大変だと思うから⋯⋯Youtubeで色々探すのが良いとボクは思うかな?』
:だよねー
:それが無難と言うかそれ以外無いと言うか...
浮雲ふわり:絶対ゆかちゃんに美味しいって言わせてみせますからね!!!...あと保存用にもう一つ用意してもらえませんか...?
:保存用ってなんだ
:保存用は草
:食べ物なのに保存すなw
『ボク、食べ物はちゃんと食べる人の方が好き⋯⋯だよ?』
浮雲ふわり:残さずたべますー!!!!!!
:草
:手のひらクルクルで草
:ゆかちゃんの手のひらの上で踊らされるふわちゃん
:そういえばゆるママ来ないね?
:珍しいね、そう言えば前回もいなかったような
:前回は時期的にいなくてもおかしくは無いと思うけど
ふわちゃんやコメントしてくれる皆とお話をしていると、コメントでゆるお姉ちゃんがいない事について触れられた。
『そう!そうなの! いつも居るのに今日はいないから⋯⋯たぶんお仕事忙しいのかな?』
:そう言えばゆりちゃん関連の仕事引き受けたって言ってたし、忙しい可能性はあるね
:あり得そう
:いつも忙しくてもゆかちゃんの配信見に来てただけにちょっと不安だね
:無理してないといいけどなぁ
『そう言われるとそうかも⋯⋯もし忙しいなら無理だけはしないで欲しいな⋯⋯まぁ、ボクが言えた事じゃないんだけど⋯⋯』
ボクは、看病された時の事を思い出してしまい、照れ気味にそう言った。
:照れ顔可愛い
:何に照れてるかわかんないけど可愛いからいいや
浮雲ふわり:照れ顔ゆかちゃんお持ち帰りしていいですか???
:だめです
:許されないなぁ
『お持ち帰りはボクも困るよ!?』
浮雲ふわり:そうですかぁ...残念ですー
:本気で言ってそうだから困る
:ネタだよね...?
:ネタだと言ってくれ...
告知も終えたボクはこの後、ふわりお姉ちゃんとリス兄とリス姉とお喋りをしながら、いつも通りのまったりとした時間を過ごした。
♢
私は、気付けば寝落ちをしてしまい、優希くんの配信の時間に起きる事が出来なかった。
だけど、作業しながらアーカイブを見ているとコメントと一緒に心配してくれる優希くんの姿が。
「優希くん、心配してくれてたんだ⋯⋯」
私はその事実だけで仕事のモチベーションが上がり、まだまだ頑張れる、そんな気がしていた。
「それにしても、優希くんの作るバレンタインチョコかぁ⋯⋯あの二人が羨ましい⋯⋯」
かと言って自分があの中に入っていけるような立場でも無いし、見る事しか出来ないのが少しもどかしい。
「キリさえついちゃえば配信も余裕持って見に行けるようになるはずだし、頑張って終わらせないと⋯⋯」
「でもその前に、この狂っちゃった生活リズム、どうにかしないと⋯⋯」
完全に昼夜逆転してしまったこの生活リズムから抜け出さないと優希くんの配信を見に行くのは厳しいかもしれない。
「でも、何で作業って夜中の方が捗るんだろう、人間って不思議⋯⋯」
そう呟いた私は大きく息を吸い、再び作業に集中した。
※3月度限定SSとしてゆるママと優希くんの初デートIFを書いてみました!
イチャイチャを書くのは初めてに近いので書いていて新鮮でした...
もし気になる方は是非ご覧ください!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます