87:シュバルツ(お父さん)とコラボ配信!③
「はい、と言う訳でまずはわたしから企業Vtuberのなり方についてご説明いたしましょうか」
『企業勢のなり方はボクも知らないからちょっと気になる!』
:確かに、オーディションとかは聞くけど正直よく分からないなぁ
:わたし、Vtuber目指そうかと思った事あるから凄く気になる
:個人勢はなんとなく分かるけど
浮雲ふわり:わたしと同じルートなのかは少し気になるところですね
柿崎ゆる:私は企業勢になるつもりは無いけど気にはなるかな
「結構興味のある方多いようですね、それではまず最初に二つのタイプが存在するのでそのタイプの解説をいたしましょうか」
「まず最初に、これは皆さまがイメージされているなり方だと思います。企業の開催しているオーディションに参加して合格する事でデビューする事ですね。
この場合必要なものなどは募集要項に書いてある事が多いのでそれに従って応募しましょう」
:王道って感じだな
:これしか無いと思ってた
:わたし実はあの合同オーディション応募する予定なんだ...
:まじかよ
:すごいじゃん
:俺は応援してるで
:私も応援してるわ
「あら、応募予定の方がいましたか、わたしも応援していますので気楽にご参加くださいね」
:はっ、はい!
:直々に応援とは...これは勝ったな
:俺なら今のだけで満足してしまう
:満足はえーよw
「それでは次のタイプですね、これは俗に言うスカウトと言うやつですね。
実はわたしはスカウトで入っているんですよ」
:ほえースカウトとかあるんだ
:なんか意外
:やっぱり有名な個人勢とかがなるんです?
:個人勢から企業勢ってあまり聞かないけどなー
:転生って言われてるんだっけかそれ
:えっ待ってという事はシュバルツさんって元々Vtuberやってたの?
「いえ、わたしは元々Vライブの技術面を支える為に入社したんです」
:えっ
:は?
:まじ?
:技術者?
『そういえば前帰った時にお父さん言ってたね!』
「そうなんです、それで入社したわたしは技術者として活躍⋯⋯することなくライバーとして見初められてしまいました⋯⋯あの時は頭が真っ白になりましたよ。
元々別の企業で働いていたわたしが技術者としてヘッドハンティングされたと思ったら社内でスカウトされてVtuberに⋯⋯絶対わたしのルートは参考になりません、断言します」
:社長の存在がもはやネタすぎるwww
:社長なにもんだよwwww
:シュバルツさんにそんな過去が...
:意外どころか意表を突かれたよ!?
:しかもそれでVライブの顔になるとか社長ヤバいなw
浮雲ふわり:やっぱりゆかちゃんの一族何かおかしくないですか?
柿崎ゆる:うん、まぁ、気持ちは分かるかな...
「正直思い返してみるとわたしの経歴おかしいですよね⋯⋯それじゃ次はゆかちゃんに個人勢の方の説明をお願いしましょうか」
『うん、任せて!』
『まず、個人勢に必要なものは機材だね!
それなりにいいスペックのパソコン、Webカメラ、マイク、ヘッドセットやヘッドホンがまず最低限必要なものになるよ』
:パソコンならなんでもいいんじゃないの?
:カメラは何に使うの?
:マイクやヘッドホンは確かに必要だね
『じゃあなんでいいスペックのパソコンが必要になるのかって事だけど、動画を上げるには撮影した動画を編集する作業が必要になるんだよね!
それで撮影した動画を編集しているとパソコンに負荷がかかるんだよ!
それでスペックが悪いと動画のエンコード中にクラッシュしたりするからあんまりおすすめ出来ないかな』
「それに、今まで編集した自分の頑張りが全部消え失せるのでパソコンだけはケチらない方が無難なんですね。
ちなみにエンコードと言うのはデータを他の形式に変換する事を指す言葉で、動画の編集以外にもエンコードと言うのは沢山存在しているんですよ」
:ほえー
:またかしこくなってしまった
:エンコードは確かに有名だよね
:あれでしょ、うん、美味しいよねエンコード
:エンコードは食べ物じゃねぇぞwww
柿崎ゆる:絵師もパソコンはそれなりの買わないと結構辛い部分が多いかな
:はえー絵を描くのにもそういうの関係するんだ
柿崎ゆる:特に3DCG扱ってる人は良いパソコン持ってるって知り合いが言ってたよ
:なるほど、確かに3DCGのゲームって結構重いし作る側ってなったらもっと要求あってもおかしく無いかぁ
『そういう事だね! それにパソコンは良いもの買っておけばゲームも大抵のものは遊べるから配信を考えている人こそ最初はケチらない方がいいとボクは思うな!』
「ちなみに最初にケチって安いのを買ってまともに動かないと販売店にクレームを入れたとか言う人も実際に存在しているので、自分のプレイしてみたいゲームの要求スペックの一つ上以上を買っておくといいとわたしは思いますよ」
:なるほど、確認大事ってわけね
:ちゃんと指差して確認するんだぞ!
:(このスペックちょっと足りないけど一つ満たしてるし)ヨシ!
:だめじゃねぇかw
:足りてる要素一個だけとかはアカンw
『それじゃ次の個人勢に必要なものを言っていくよ!
次は3Dモデル、または2Dモデルだね!それに合わせてそれを動かす為のソフトも必要になるよ!』
:これがある意味一番重要だね
:うんうん、モデルは大事だね!
:これで全て決まると言っても過言じゃない気がする
:ソフトとかはウィキあるの?
:あるはずー
:あるよ
『そうそう、ウィキを参考にすると結構やりやすいと思うから色々調べて自分に合った方法を取るといいと思うよ!』
「ちなみに企業勢のメリットはここまでの個人勢のやってきたことをほぼ全部企業側でやってくれる事ですね。
逆にデメリットは成功した場合の報酬は圧倒的に個人勢に軍配があがる事でしょうか。
ただ安定はしているので職業Vtuberというのも悪くは無いんですよ?」
:波乱の個人勢か安定の企業勢か、なかなか難しいね
:個人勢の上位は確かにすごいらしいね!
:誰かが一回の配信で手取りで1000万円稼いだ伝説も過去にはあったらしい
:なにそれえっぐ
浮雲ふわり:噂では聞いたことありますけど実際どうなんでしょうかー?
『確か五年前に有名だった人がそんな配信があったって記録が残ってたような気がするかな?』
「確かそれで合ってますよ、わたし当時ネットニュースになってるの見てヤバい世界だなとか思ってましたし」
:ひえっ
:そこまでお金突っ込める人も凄いわ
:でも200人上限で到達か...いけそうっちゃいけそうなのがまた...
『これで個人勢側の説明は終わりかな?』
「そうですね、モデルに関してはピンキリですし、自分のお財布に相談するのが一番だと思いますよ」
:参考になったよありがとう!
:わたし企業に入れるように頑張る!
:用意面倒だし、いっちょオーディション受けてみるか?
:それもありじゃない?
:俺、モデル販売のやつ後で見てこよ
「それでは質問コーナーもこれで終わりにして次は有名なあのゲーム、I'mCraftman、通称アイクラやっていきましょうか」
『ルールは、ボクとお父さんの二人で建築していくからアンケートでどっちの建築が好きか投票して票数の多い方が勝ちって感じだね!』
「そうですね、負けた方には何か罰ゲームといたしましょうか」
『じゃあそれもさっきみたいに抽選にしたらどうかなっ!』
「ふふふ、後悔しても知りませんよ?」
『ふふーん!ボクの建築センス見せてあげるよ!』
「それは楽しみですね。
それでは、サーバーの方に入るので一度画面の方消させてもらいますね」
『リス兄、リス姉、ちょっとだけ待っててね!』
:はーい!
:はいよ!
:まってる!
:はいな!
そしてボク達二人は接続をする為に一度画面を切った。
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