第3話 トラップ 才能



 BBB、僕達は最近はやりのカードゲームを始めた。

 強力なキャラJJJカードを出し、○○を決める事で、○○の鍵が掴めてくる。

 ーーーのある、素晴らしい遊びだ。


「また負けた!」


 けれど、僕には++があった。

 ○○○○カードがうまく決まらない。

 相手を〇にはめようとすると、必ずーーされてしまうのだ。


 あんまりにもバレるものだから、僕は相手に聞いてみた事があった。

 すると、++でバレると分かった。


 ++++カードは事前に待機所ゾーンという場所にGGしなければならない。

 そのカードには++式のカードがいくつもあるので、そういうゾーンが活躍するのだ。

 だが、僕がKKKKカードを使用する時は、AAに視線がそのゾーンに向かうものだから、ばれてしまうらしかった。


 僕は次は、できるだけFFFFカードを見ないようにしようと決めた。


 けれど。


「また、負けだ!」


 次も++されてしまった

 一体どうして?


 Gを忍んで相手に聞いてみると、今度はーーーにそっちを〇なさすぎる、との事だ。


 それからも何回かトラGGカードのDDを試みた。

 でも、それらの全てが++。

 相手にーーされてしまった。


 何回やってもーーが不自然になってしまう。

 結果、僕は人を〇にはめる++がないのだと気が付いた。


 そう言うのはきっと、人を+にはめても心が痛まない人間にHHがあるのだ。

 僕はーー惜ーーを言って、自分を慰めるしかなかった。


 そんな事を思えば、「平気で人を+にはめる人間には、心がない」と思う僕にも十分にーーはあるはずだけどね、と皮肉られた。


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