第2話 トラップ 救出



 俺は今、作戦行動中だ。


 多くの人間が++まった頃に、俺は動き出した。

 本来ならこの俺も、他の人間達とーー寝ているはずの時間。

 だが、KKに眠っている場合ではない。

 重要な○○が控えていたからな。

 だから寝所には〇〇フラージュを忘れずにおこなっておいた。


 GGをーーするためには、慎重に行動しなければならない。

 俺は今、多大なBBを味わいながら、KK行動を強いられていた。

 物音ひとつがAA的な失敗に繋がってしまう。

 声どころか、足音すらたてられない。


 〇は強大で、待ち受けるHはやっかいなものばかりだった。

 俺は、なんてものをFにまわしてしまったんだろう。


 しかし、しかたがない。

 ++を貫くという事はそういう事なのだ。

 どこかで必ず、他者と軋轢を生んでしまう。


 ++の形は千差万別。

 俺にとっての++が、奴にとっての魔r○ではなかった。

 悲しいがそういう事なのだろう。


 俺は、争い続けなければならない人類の悲哀を、この身に感じ取っていた。


 最新のKKを払って進んだ後に、ついにその場所へと辿り着いた。

 目の前の一枚の扉。

 この先は、使う事を忘れ去られた者達が眠るllだ。

 ここに、捕らわれの存在があるはずだった。


 きっと、俺の到来を待ちわびているに違いない。

 目標○○が近づいてきた事をかみしめ、俺はつい気を緩めてしまった。


 よく調べもせず+を開ける。


――その瞬間、俺の頭に大きな金ーーーが落ちてきて、派手な音を立てた。


 その瞬間、ーーがどたどたと大きな足音を立てて、この場に現れた。


「こらっ、としや! また++に忍び込んでっ! ○○○返すのはテストが終わってからって言ったでしょ!」


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