第3話 自覚なき差別はタチ悪い②

 続きです。

 

 ソレを踏まえて、以下を考えてみてください。

 

 皆さんは、「ワクチンパスポート」なる概念を知っていますか?

 

 最近問題のコロナの対策として出てくるワードですが、

これは、「ワクチンを二回接種済みの人に発行し、これを持つ者以外は出禁の施設を用意する」というものです。

 

 一見、合理性のある概念かと思いがちですよね。


 しかし、待ってください。

 これは、ワクチン接種が絶対的な正義、もしくはマナーであることを前提にした概念です。


 残念ながらコロナワクチンは、将来起こりうる薬害や、耐性ウイルスの促進の可能性を含めて考えれば、まだ有効性が実証されたと言い切れない状況だと言えます。

 視点を変えれば、将来的には「ワクチン接種するべきではなかった」という結論になったとしても不思議ではない……ということです。

 

 従いまして、今のところ「ワクチン接種は絶対正義・マナーではない」、

逆に言えば、「ワクチンを接種しないことは絶対悪・マナー違反ではない」とも言えることは理解できるかと思います。

 

 従いまして、ワクチンパスポート的な思考で断罪するということは、根拠のない区別……要するに差別であると言えるかと思います。

 

 如何でしょう。

 自分が正義と思ってる……そう思わされていることが、実は差別(悪)だったなんってことはザラにあります。


 仕方ないです。そんなものなのです。

 ただ、気付いてしまってからの折り合いの付け方が大切だと思います。


 ……まあ、素直に自分の中で訂正できるタイプの方は元々気付いているタイプでしょうし、訂正できない面々は元々「言っても無駄」なタイプなんでしょうけど。。。



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