第6明「麗夜さんとの対面」【晴朝】


そしてある日急に通知が来た。


ブブッ


朝乃(わっ古池様からだ、なんか、面接前

   みたいで緊張するなぁ...)


古池様『麗夜さんの都合がとれましたので

    よろしくお願い致します。』


朝乃(大分時間が掛かったけど 行かねば、)


 あれから大分待ったけど忘れてないようで良かった。お休みの日だったけど急いで学校に向かう


朝乃(向こうの都合だもんね。)


朝乃(こんなワクワクしない友人と会うなんて

   初めてだわ)


??「....。」


朝乃「あなたが...麗夜??」


朝乃(万が一晴華さんだったら困るものね。)


麗夜「そうだが、何か」


朝乃「今日は一人なの?」


麗夜「...お嬢様は習い事をなさっている。」


麗夜「貴様とは違いお嬢様のスケージュールは

   多忙なのだ。貴様の相手など私一人で

   充分」


朝乃「...いや、これから友達になるって分かって

   言ってる??」


 ポニーテールだからまだ分かりやすいけど無かったら完全に晴華さんだなぁ...。


朝乃「今からバトルするんじゃないわよ??」


朝乃「そうか、今日は保護者が居ないのね...」


朝乃「...まぁこの間私のことを犬呼ばわり

   したのは古池様と晴華さんの顔に免じて

   許しましょう。」


朝乃「だけど、遅くない!?!?」


朝乃「もう7月よ!!」


麗夜「...私にしては早い方だ。」


 やっぱりどう見たって晴華さんそのものなんだけどなぁ。ほくろの位置とかも


朝乃「二重人格??」


麗夜「と、周りは言うな。」


朝乃(でも、晴華さんの二重人格がこんな

   粗暴な訳ないし...)


朝乃(もしもそうだとしても二重人格になる程

   の何かがあったって事よね...?)


朝乃「あっさり教えて良いの?」


麗夜「全くもって問題ない。私が"二重人格"

   という根拠も全くないのだろう?」


麗夜「それに貴様以外の人間に知られたら

   真っ先に貴様を"処分"すれば良い話だ」


麗夜「死人に口なしとも言うし」


朝乃「本当に物騒な事言うわね...」


朝乃(でも、晴華さんは双子の姉妹と言ってた

   けど...行き成り二重人格呼ばわりするの

   も失礼よね。)


麗夜「...お嬢様がお止めになるから半分

   半殺しだがな」


朝乃(...この晴華さんによく似た子に常識を

   教えろってそういうこと??)


朝乃(荷が重いんですけど...ッ!!!、、)


朝乃「一つ質問があるわ。」


朝乃「どうしてあの時あの鳥を助けようと

   したの」


麗夜「お嬢様に弱きものは助けなさいと

   言われたからだ」


朝乃「...自分の意思じゃないということね。」


朝乃「ってかもう居ないし」


と急に筋トレを始める麗夜さん。


麗夜「ふんっ、ふっ」


朝乃(筋トレが趣味なのね。趣味合わなそう)


麗夜「...良いから常識を教えろ。」


朝乃「一字一句その通りなんだけど...」


朝乃「まず人前で筋トレするのは失礼だと

   学びましょうね。」


麗夜「そうか」


と言ってすぐやめる麗夜さん。


朝乃「素直すぎてビビるんだけど」


麗夜「貴様が"やめろ"と言ったのではないか」


麗夜「...お嬢様以外には興味がないから

   失礼等(など)思いもしなかった」


朝乃(本当に常識がないだけなのね...。)


朝乃「常識、ねぇ...。」


朝乃(どうしようかしら...)


A「執事を教える」

B「メイドを教える」



朝乃(これは下手に道徳を教えるより、自分に

   合った物を例題にして教えた方が

   分かりやすいわよね。)


Aの場合


朝乃「麗夜。あなたに執事が何たるものかを

   徹底的に教えてあげるわ」


朝乃「ついてきなさい」


と誰も居ない音楽室に行く。


朝乃「まずその偉そうな態度を改めなさい」


麗夜「偉そうか??」


朝乃「それも分からないのね。お疲れ様です。

   お嬢様、お茶菓子やお紅茶等は如何

   でしょうか」


麗夜「貴様と一緒にするな。お嬢様は

   甘いものは基本的にお召し上がりに

   ならない」


朝乃「今は私がお嬢様よ。そこは臨機応変に

   対応しなさい」


朝乃「私が恥かくから。」


朝乃「私の名前は朝乃お嬢様。朝乃よ」


※スライド


麗夜「ふむ...まぁ何時もと変わらんな。正直

   お嬢様と椿様以外の人間に微塵も

   興味がない」






Bの場合


朝乃「貴女にとっておきのを教えてあげるわ」


朝乃(此処でこそ、犬と言われた恨みを晴らす

   チャンス!!)


朝乃「萌え萌え、きゅんきゅん♡お帰りなさい

   ませ。お嬢様よ!!!」


麗夜「ほんとにそれで良いのか不安なのだが、

   まぁそれが"常識"というなら私はなんとか

   することにしよう」


朝乃「はい、顔面が100点!!!」


麗夜「お待たせ致しました。御主人様、

   お風呂ですか、ご飯ですか、それとも

   わ・た・し///??」


朝乃「完璧よ!!完璧過ぎる、、新妻みたい」


朝乃「まさか本当にやってくれるなんて」


麗夜「ふざけるな、、貴様がやれと言ったから

   やったんだぞ///!!これでお嬢様のハートが

   射止められなかったら貴様を殺すっ///!!」


次の日古池様からシーウェが来た。


古池様『麗夜に何か教えましたか?』


という返しが来たので、気のせいです。と返事を返しておいた。


※キャプション







 









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