②先行料理体験【なみじゅり】

そして、先行料理体験の日...。


美紗「あれ...?鶏肉が無い...。」


樹理「お肉は使う寸前に入れちゃうんだ。

   まな板にカンピロバクター...悪い菌が、

   付いちゃうと食中毒を起こしちゃう

   から」


樹理「料理を作る時はお野菜から先って

   覚えておくと安全だよ」


奈実樹(まぁ、調理系の職なら当然やな)


樹理「そうするとお腹壊さない」


奈実樹「やったことあるんか」


樹理「それに、冷やしておくと菌の増殖も

   抑えられるから...」


樹理「細菌は付けない、増やさない、殺す

   がモットーだからね。特にこの季節は

   湿気も多いし腐りやすいから」


奈実樹「気を付けないと小バエとかも

    発生するし」


樹理「えー、やだぁ...」


奈実樹「この間苺のヘタを置いといたら

    小バエが発生してなぁ...。旅館でも

    そういうことあるで」


奈実樹「...すぐに片付けたけど。奴らは

    すぐに現れる」


奈実樹「企業努力やな。」


樹理「うわー、それ以上聞きたくないっ!!、、」


奈実樹(樹理は虫嫌いやしな。まぁでも

    発生したもんはしょうがない)


美紗「...そうなんですね、...私料理って

   あまり得意じゃなくて...。」


樹理「むしろそういう人のために先行体験

   をしとるから、大丈夫やで」


美紗「そうなんですか?」


樹理「そうだよ。勿論普段から料理してる

   子達も来てくれるけど」


樹理「そういう子達はどっちかというと

   料理というより、人と話すのが好きで

   来てくれてる子の方が多いから」


樹理「知らなくて当然。むしろ知ってる

   方が凄いというか、」


樹理「食中毒は私達も危ないけど、特に免疫の

   少ないお子さんだと本当に危険

   だからね。」


樹理「小さい子がお子さんにいる子とか、

   一応言っておかないと危険だから」


奈実樹「加熱不足から起きた食中毒事件で

    亡くなった子達もいはるからね...。

    そういうのは特に注意しないと、」


樹理「料理は"安全に食べられる"のが当たり

   前で、笑顔を作るものじゃなきゃ

   いけないからね。」


樹理「だから、美紗ちゃんがお嫁さんに

   なった時のためにも覚えておいて損は

   ないよ。」


樹理「美紗ちゃんは可愛いから、きっと

   いいお嫁さんになれると思うし」


奈実樹(そんな樹理もきっと可愛いお嫁さんに

    なるんやろうな...。)


奈実樹(...ある日急に結婚式場に呼ばれて、

    うちが友人代表として立つ日が

    虚しいわ)


奈実樹(女性同士の結婚は難しい言うし...)


美紗「えへへ...。樹理先輩こそ、きっと

   奈実樹さんの良いお嫁さんになれる

   と思いますよ」


樹理「ナミの...///?」


 樹理の手からお皿が離れた瞬間、たまたま後ろにつっ立とったうちがお皿目掛けて手を支える。


奈実樹「ふぅ...。間に合ったか、」


樹理「あっ、」


奈実樹「...手ぇ怪我しとらんか」


奈実樹(流石に2回落とすのはないわ。

   始末書書くのめんどいし)


奈実樹「話に夢中になるのはえぇけど、

    怪我せんようにな」


樹理「ごめんなさい...」


美紗「すみません、私も変な事言ちゃっ

   て...、昨日もこういうことあった    

   んですけど...」


奈実樹「怪我してからでは遅いからなぁ、

    美紗ちゃんも怪我せんようにね」


奈実樹(後はデモンストレーション通りに

    やってくれたら、何も言う事

    あらへんな)


縁蛇「準備できましたよー?早く作っちゃ

   いましょー!!」


美紗「あ、うん、」


美紗「樹理先輩、また後でお話しま

   しょう。時間、無理にでもとって

   くださいね」


※キャプション


縁蛇「筑前煮だけだと楽なんですが、何

   か物足りないですねー。」


代茂技「私は少食だから...こっちの方が

    良い、かな...?」


晴華「確か前まではフルコースだった

   よね?」


縁蛇「食べ切れない人が多いからなのです

   よ。...つまらんーなのです!!、

   手応えが全くないのですよー!!」


 そう言いながら筑前煮を食べ終えた縁蛇が荒ぶってる、うちかて出来れば作りたいけど...廃棄ロスがなぁ。


晴華「あー...確かにこの学校、お嬢様も

   多いもんねー」


代茂技「料理というより...アシェリー

    先輩とお話したい人の集まり

    なんじゃないですかー?」


美紗「...アシェリー?」


代茂技「その、愛称です...。ファンの方が

    そうやって呼んでて...」


 そういう代茂技はんはいつも通り縁蛇の方を向いてお話してる。


美紗「へぇ...アシェリー、かぁー...」


奈実樹(ルシェルのが似合う思うけどな)


古池嬢「海外では親愛の念を込めて愛称を

    付ける事はよくありますよ。」


美紗「...そうなんだ。...あっ、そう言えば

   樹理先輩って何処の国の人なんだ   

   ろ。アメリカ?英語喋れるし...」


古池嬢「アメリカでなくとも実際英語でお話

    出来る方は多いです。ビジネスと

    して習得している方は多数いますよ」


美紗「...今、私の頭の悪さが浮きん出てる

   気がする」


古池嬢「美紗さんの読解力は一般の方よりも

    優れているとは思いますが」


美紗「現代文だけ良くても、嬉しくないよ

  ー...」


代茂技「...因みにアシェリー先輩は

    スウェーデンの方、...だそうです、」


代茂技「...ハーフの方でスウェーデン語と

    英語、日本語が話せるって...、、」


美紗「三カ国語...私日本語だけでも難しい

   のに...」


古池嬢「英語の学力テストはもうそろそろ

    ですが...」


美紗「雪音、教えてっ、、」


奈実樹(1年坊は学力テストか、確かにうちも

    樹理がおらんかったら やばかった

    かもしれん)


奈実樹(樹理には感謝しかないな...。)


古池嬢「...英語は私よりも、晴華さんや

    副会長の方の方が良ろしいかと」


晴華「あ、その日私お仕事入ちゃってるん

だよー...」


 と美紗ちゃんに向けて視線を送るモデルはん。どうやらモデルはんは古池嬢と美紗ちゃんが仲良くなって欲しいみたいやな。


雪音「そうですか...では、副会長の方に

   私からお願い致しましょう」


樹理「っふぇ!?!?、別にいいよ」


奈実樹(別にえぇんかい、今の間はなんや。

    古池嬢に言われたからか。そりゃ

    ファッっなるわ)


晴華「もぅ、ゆっきー...このままだと

   美紗ちゃん泣いちゃうよ?」


古池嬢「...何故ですか?」


古池嬢「英語圏の詳しい方の方が効率的です。

    教わるのであれば、本場の方の方が

    ネイティブで覚えやすいですが...」


※スライド


 お昼休憩のうちに着替えを済ませておく、生徒全員は無理とはいえ少しでも雰囲気を作るために茶道の時間は着物を着ると決めている。


奈実樹(まぁそういう体験は人数制限の元、

    前にもやったからな。またいつかする

    ときもあるかもしれん)


奈実樹(家に着物なら沢山あるしな)


奈実樹「ほな、お時間が参りましたので

    午後の部の茶道の体験を始め

    ます」※方言


美紗「わぁ...、着物だー...!!」


奈実樹(和服は着慣れとるはずなんやけど、

    なんか学校で着る和服はちょいと

    照れるなぁ...///)


奈実樹(なんか、こう視線が...)


美紗「奈実樹さんって、落ち着きがある

   女性って感じがしてモテそう

   ですよね」


奈実樹「ふふっ、お上手やねぇ。そんな事

    あらへんよ。」


奈実樹「古臭い人間より、今の子らは

    可愛いらしい樹理みたいな子のが

    人気なんやないかな」


美紗「あれ...?樹理さんは...?」


奈実樹「和室の中やよ。...これが終わった

    ら時間あるはずやから、樹理を

    励ましたってな」


美紗「奈実樹さん...!!」


奈実樹「うちはそういうの苦手やから、

    他の子から言って貰えた方が

    樹理も喜ぶ思うし、」


美紗「今の、..樹理さんに聞かせてあげな

   いんですか?」


奈実樹「...ふふっ、そういう子の方が

    樹理に相応しい思うとるからな。」


奈実樹「うちより隣に居て楽しいやろ」


奈実樹「うちに彼女は勿体無さ過ぎる。」


美紗「そんなことないです!!」


美紗「私だって雪音の隣に居るのは相応しく

   ないですけど、一緒に居て楽しいですし

   」


美紗「それにお二人は凄い良いパートナー

   だと思います。和服美人と、笑顔の美人

   でとてもお似合いだと思います」


奈実樹「"和服美人"、か。それだけでも聞いて

    元気出たわ。...あんがとな」


※スライド


小栗「今日は調理部の練習だったの??」


奈実樹「小栗はん。」


奈実樹「土曜なのになんでおるん」


小栗「ちょっとした野暮用かしら。お散歩

   ついでに此方からいい匂いがして」


奈実樹「うちの匂いに誘われて来たんか」


小栗「...そうね。厳密には"外の人"とかしら、

   たまには院内外の人と無性に話したく

   なるの」


奈実樹「外の人て」


小栗「優しい人達ばかりでも、病院暮らしの

   人ばかりだと気が滅入っちゃうでしょ?」


小栗「...だからたまにはお散歩がてらね。」


小栗「病院暮らしが長かったから。"こういう

   所"も改めないと駄目ね...」


奈実樹「と...、言ってもなぁ...

    病院が自宅だとそうなるやろ」


小栗「自宅はまた別の階だから。家は結構

   インテリアなの」


小栗「ところで何かお悩み??」


奈実樹「突如来て悩み相談て精神病院の

    先生みたいやな」


小栗「まぁ、良い例えね。でも悩みがあるって

   顔してるわよ」


奈実樹「....。」


奈実樹「...ちょいと相談があってな。」


奈実樹「昔...身長差に気付かず、樹理を

    溺れさせ掛けたことがあって...」


奈実樹「...それから彼女と会うたび、

    怖くなってしまう自分がおるんや」


奈実樹「また、怖い目に合わさんか。」


奈実樹「樹理を"危険な目に合わせたくない"。

    調理師は包丁も使うし、重いものも

    持つわで大変やからな」


奈実樹「時間にもシビアやし...ピリピリして

    しまって、あの子にどうしても

    優しく出来ん時がある。」


奈実樹「...あの子にはパティシエの道を進んで

    欲しいんやけど。」


奈実樹「なんか、調理師に無性に憧れ

    とってな...」


奈実樹「調理師は戦場だと言っても聞かへん。

    あまつでさえお手伝いしに来る時

だってあるし...」


小栗「あら、可愛いじゃない」


奈実樹「せやけども...これはあの子の仕事

    やない。"うちの仕事"や」


小栗「真面目なのね」


小栗「私なんて心臓病でずっと学業を

   サボってたのに」


奈実樹「それはしょうがないやろ」


小栗「"しょうがない"事なのかしら」


小栗「暇だから勉強だけはしてたけど」


奈実樹「だから頭えぇんか」


小栗「心臓病と闘いながらね。地が良いとしか

   言えないわ」


奈実樹「...それに狛はんとあんな仲良えぇの

    知らんかった」


小栗「"嫉妬"ってやつね。」


奈実樹「人間というのは格も面倒くさい

    生き物やな。...自分から遠ざけて

    おいて、彼女には嫌われたくないんや」


小栗「それこそ、"行動の矛盾"ね」


小栗「私だってそうよ。雨宮さんったら

   ルシェルさんと仲良くなった事、

   一切教えてくれなくてね…」


小栗「それくらい教えてくれたって良いのに。」


小栗「貴女と会って初めて知ったわ」


奈実樹「そんな前から仲良かったんか」


小栗「まぁ、狛の事だから分からないけど...。

   最近仲良くなったのか昔から良かった

   のか」


奈実樹「うちは樹理を小さい頃から見とるから

    最近やと思うで」


小栗「あんな性格だから分からないのよねぇ。」


奈実樹「ちゃんと襷(たすき)握っとかなな」


小栗「そういう関係ともちょっと違うのよねぇ。」


奈実樹「というかこの間、なんかラブレター

    全部断った言うてきてなぁ…」


奈実樹「小栗はんもそういうのあるか??」


小栗「あるわよ。自慢気に見せてきてね」


小栗「まるで小さな子供みたい、」


奈実樹「いちいち報告するのも可愛い

    んやけど、"報告内容"がなぁ...」


奈実樹「ラブレター全部渡してきて、うち

    以外興味ないのを見せたいん

    やろうけど」


奈実樹「恋人のラブレター貰ってどうしろ

    いうん...捨てるわけにもいかんし、

    ちゃんと読んで断れ言うたん

    やけど」


小栗「...お互い大変ですね。自覚のない

   恋人を持つと…、」


奈実樹「なんやどうしたんや急に」


小栗「そういえば先輩だった事を思い出し

   てね」


小栗「たまには敬語も良いと思って」


奈実樹「そんな気遣い要らんわ。うちと

    小栗はんの仲やろ」


小栗「それもそうね。」


※スライド


奈実樹「ナミは私がその子と付き合って

    欲しいの...?って泣きそうな顔で

    言われてもうてなぁ...、」


奈実樹「いや、やからて樹理を好きに

    なった子が可哀想すぎる

    やろ...、」


小栗「周りがちゃんと見えてるわね」


奈実樹「そのわりに周りからはファンが

    増えるし、もう樹理が何したい

    かよぉ分からんくてなぁ...」


奈実樹「あの子小さい頃から可愛いかった

    から。髪とかよういじられとって、

    あんまそういうの好きやない

    はずなんやけどな...。」


小栗「何ででしょうね…?、でも彼女も

   雨宮さんと同じくらい人気者だから…

   やっぱり"不安"なんじゃないかしら」


小栗「"ある日奈実樹さんが何処かに

   行かないか"」


奈実樹「別に何処にもいかんて」


奈実樹「あんな見た目しとって、何に不安に

    なるねん」


奈実樹「多分、樹理はうちをヒーローか

    何かだと思っとるんやろうけど」


奈実樹「うちはヒーローでもなんでもない。

    だから苦手な事を無理してやる必要

    もない」


奈実樹「そんなに無理して頑張らんでも

    うちはどこにも行かんし、此処に

    おる」


奈実樹「...うちがそれで喜ぶ思うとるん

    か、付き合ってからあの子に

    無理させとる自分に一番腹が立つ

    んよ」


小栗「だったら直接そう言えば良いじゃない、」


奈実樹「でも樹理が悪いわけやない

    しな...そんなんうちの勝手な

    我が儘やろ」


小栗「女の子は我が儘を言って貰った方が

   嬉しいものよ」


奈実樹「それが出来たらこんな事には

    なっとらへんな」


小栗「私が伝えた方が良いのなら、それとなく

  伝えておくけれど」


奈実樹「別にそこまでせんでえぇよ」


小栗「そうやってこのまま平行線上にして

  おくの?」


小栗「私はもっと自分に素直になっても罰は

  当たらないと思うわよ。」


奈実樹「...小栗はんが言うと説得力が

    違うな、」


小栗「...まぁ、私は向こうが何で私の事が

  好きなのかは分からないけれど」


小栗「貴女達はお互いが思いあってるように

  見えるから。ちゃんと伝えておいた方

  が良いと思うわ」


奈実樹「せやなぁ…。うちは樹理の事

    今でも相変わらず...な、つもり

    やけんど、樹理の方は....どう..

    やろな…」

 

※キャプション


樹理「ナミ...っ!!、、」


奈実樹「なんや。」


小栗「私はそろそろお暇させて頂くわね」


奈実樹「おう...。」


奈実樹(...うちを置いてどこ行くんや、

    こんな状況で)


奈実樹(樹理の話をしとった手前、樹理の

    前では厳(おごそ)かにしとかんと)


奈実樹「どないしたん」


樹理「ナミの事、これからもずっと好きで

   居続けるから」


樹理「これを受け取って下さい」


奈実樹「カーネーションの花束、か...

    なんか母の日みたいやな。」


樹理「何時もお世話になってるお礼です...。」


奈実樹「花か、悪ぅないな。調理部に合うかも

    しれん」


奈実樹「飾っとくか」


樹理「...ねぇ、それだけ...??」


奈実樹「何や他に何か見返りが欲しいんか」


樹理「マミーにあげたときは、「ありがとう」

   って言ってハグしてキスして

   くれるよ」


奈実樹「樹理のお母さんか、日本では文化が

    違うからな」


奈実樹「あと親と子では違うやろ」


樹理「ナミは私の事、どう思ってるの

   かなぁって...。」


奈実樹「ど直球やな」


奈実樹「こんな綺麗で可愛い子がうちに

    好きいうてくれとるんや。嬉しくない

    訳無いやろ」


奈実樹「けど、うちは樹理を危険な目に

    合わせた事がある...。」


奈実樹「そんなうちが樹理を好きになる

    資格なんてないんよ」


樹理「ナミ...、」


樹理「私スイミングスクールに通って泳げる

   ようになったよ。今ならナミ程じゃない

   けど、背も高いし 溺れたりしない」


樹理「だから一回だけじゃだめなの??」


樹理「料理だって失敗から出来上がった物

   だってある。私が言うのもなんだけど、

   1回の失敗で諦めないで欲しい」


樹理「私が深い所まで付いていったのも

   悪いし。ナミだけのせいだと思ったら

   大間違いだよ」


樹理「ナミは優しい人だから。きっとそう

   想うだろうけど」


と樹理は近付いて私の裾を両手で握る。


奈実樹(樹理はこうやって、うちの嫌なとこを

    全部吸い取ってくれる...。)


奈実樹(なんで樹理がこんなうちの事を

    好いてくれようか分からんけど、)


奈実樹(うちやってその気持ちに応えたい...。)


奈実樹「うちが"優しい人"か...、」


奈実樹「優しい人ならいくらでもおる。

    その中でなんでうちを選ぶんや」


樹理「...あの日、ナミの温かさに触れたから。」


樹理「厳しさのその裏に、心配や不安を

   抱えてそれを他人に見せないように

   必死に頑張ってる」


樹理「私はその姿に心惹かれたの」


※キャプション


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