懐疑


あれからみんなが分からなくなった。

誰かが私たちを消してしまう。それを聞き、みんなが信じられなくなっていた。

「何をぼーっとしてるんだ。」

私に声をかけたのは私ができた時から一緒にいるエクスバースちゃんだ。

「全くお前らしくないぞ、エクステラ。」

エクステラ…そう私の名前。私たちはみんな同じ存在。だからこうして名前を分けている。

「そうだね。ごめん、ちょっと考えててね。」

私たちは決めなくてはいけない。昔と今、どちらが幸せかを。


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