(付録1)勇者レポート
・魔族は基本的に野生動物と同じ。
美味しい食事が食べられるのならば、魔王といえども凶暴になることはない。
人間界を襲っていたのは、空腹・ストレスが主な原因
・魔族の生態解明は人間社会の発展につながる
魔族の飛行・毒・魔法のメカニズムの解明
特に毒に関する研究は、医療の発展に直結する
・魔王(魔王族)は絶滅危惧種族である
研究が進むにつれて分かったことは、魔王族は絶滅の危機に瀕しているということ。
魔王族の生態・繁殖方法の確立は急務である
魔王族の能力(毒・飛行・魔法)は未解明な部分が多く、研究対象として貴重な存在である。
・魔族の寿命・知能の変化
食生活の変化に伴い、魔族の寿命は少しずつ伸びている。
魔族に対する医療の発達も、魔族の寿命延長に貢献している。
人間と会話ができる魔族については、言語能力向上と知能向上の関係について研究を進めている。
飛躍的に知能が発達するようであれば、人間との接し方も変わってくるかもしれないので注意しておく必要がある。
・魔王は強力
今後、自然界に新たな魔王が誕生して人間を脅かす存在になったとしても、武力討伐は厳禁とする。
腕力は人間よりも遥かに強く、魔法も使い、空を飛ぶこともできる。
知能は人間に例えると10歳〜13歳くらいだが、普通に戦闘するのはリスクが大きすぎる。
たった数人の勇者パーティで魔王を討伐することは危険極まりない。
人間界の最高戦力である勇者をわざわざ少人数で死地に晒す行為はナンセンスである。
数人のパーティで人類を脅かす魔王を討伐する仕組みは、効率が悪い上にハイリスクハイリターンなやり方だ。
万が一、魔王を武力討伐できたとしても生き残った魔王族が集団で攻撃を仕掛けてくる可能性も高い。
魔王族を滅ぼさない限り、次の魔王が誕生するだけだ (魔王族を滅ぼさない限り堂々巡りが続くだけ)
何があても武力討伐は避けるべきだ。
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