はい、転校生(ヤンデレ)です
キーンコーンカーンコーン
はぁ…………結局あの後あの娘
『これじゃあ王子様をかっさらうのは無理かなぁ、でもまぁ準備もできたし!近々迎えに行くね?じゃ、またね♡私のお婿さん♡』
『死ねクソアマぁ!』
ブォン
ガスッ
鎌?!どっから出した?!
『きゃー♡こわーい♡こんな猿みたいな女じゃ私の植くんには似合わないわね♡あれ?そもそも人間なんだっけ?キャハハハハ!じゃ!バイバーイ!』
って言ってリムジンに乗って帰っていったけど、リムジンに鎌突き刺さったまんま走っていったな………運転手さん、めっちゃ怖がってたな…………
ガララッ
「おらー席につけガキどもー、今日はみんなにとっては嬉しいニュースを持ってきたぞー、一部を除いてなー」
嬉しいニュース?一部を除いて?どういう事だ?
「ほーら、みんな大好きアバズ………………ごほん、美少女転校生だぞー」
先生、今アバズレって言いかけなかったか?
「はい!先生!」
「なんだー師子倉ー」
「その子は敵ですか?」
「天敵だぞー、厳密に言えばお前も敵だけどなー?」
「先生じゃ私の足元にも及びませんよー!冗談が上手ですねー!」
「「アッハッハッハッハッ」」
何この空気、この世の終わりかな?クラスメイトみんな怯えてるじゃん……………あ、前の席の田中くん失禁してる
「すいませーん、そろそろ入ってもいいですか?早く旦那様の顔が見たいんですけど?」
「「死にさらせクソアマァ!」」
ガチャン!
バリィン!
「あらあら、血の気の多い猿が二匹………」
カンッ
「いえ、三匹かしら?」
「「「チッ」」」
今明らかに誰か舌打ちしたよね?………関わりの深い三人の人が怖い顔で舌打ちしたのが見えちゃったよ、主人公席にいるから丸わかりなんだよ……………和、君の怖い顔なんて見たくなかったなぁ
「だ・ん・な・さ・まぁ~♡」
「ぐえっ」
「「「「「「「はぁー?!またお前かぁー?!」」」」」」」
あぁ…………また男子たちから恨みがましい目を向けられている、友達がまたいなくなってく………………そういえば、そもそも友達一人しかいなかったっけ………………泣きそう
「旦那様ぁ~♡好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き」
ひいっ、急にスイッチ入ったぁ!怖いよぉ!頬めっちゃこすりつけられてるよぉ!頬が熱いよぉ!
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