はい、海は綺麗です(遠い目)
「そーれっ!あはは!」
パシャン
「私も!えいっ!」
ピシャッ
「やったなお前ら!それっ!」
「きゃっ!つめたーい!」
「あははっ!きもちー!」
と、こんな風な風景を想像していたのに………
▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
「……………………………死ね」
ザバァン!
「お前がな」
ドパァン!
「まとめてくたばれ」
バッシャァン!
「消えろ」
ボガァン!
「この世から去れ」
ドガァン!
「爆散しろ」
バゴォン!
なんなのこの目の前で起きてる怪獣大決戦みたいな争いは……………
しかも後半効果音おかしかったよね?水の音じゃなくなってたよ?なにしたらそんな音になるのさ……………
こんな事ならみんなでビーチボールやろうなんて言わなければよかった…………
▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
~数分前~
「おかしいとは思ったのよ、行く海は決めてあるから!なんて言って手汗ビシャビシャにしながら海に向かうんだもの」
そりゃビシャビシャにもなるよ!海に着いた気のことを考えるとね!
「大方、私の将来の義妹に内緒にしておけばバレないよ、とでも言われてそれに乗っかんたんでしょうけど」
「そ、その通りでごぜえやす…………」
怖ぇよ………なんで分かんだよ………
「私に義姉ができることは死んでもありえませんしお兄ちゃんの嫁になるのは私ですけど?」
「あ?目ん玉にくり抜いてやろうかクソガキ、植くんの嫁は私だけですけど?」
「聞き捨てなりませんね?植付くんの奥さんは私一択ですけど?何妄想膨らましてるんですか気持ち悪い」
「いやあんたもだけどね?先輩の嫁になって幸せな家庭を築くのは私なんですけど?」
「植付、先生にしな?こんな地雷共に引っかかったらヤバいぞ?大丈夫、俺なら大人の余裕で包み込んでやるからさ………」
「教師がなに誘惑してるんですか!……………う、植付くん?わ、私が1番いいですよ?委員長だからしっかりしてますしお互いを支え合えるかと!」
み、みんな仲良くして欲しいなぁ………正直、委員長の正統派な告白が一番グッときたけど…………
ギロッ(×5)
ひいいっ!!!
「植くん?委員長を選ぶの?そんなわけないよねそうだよね私以外の女はみんな生ゴミにしか見えないもんね当たり前だよね私がいるんだもんね私以外の選択肢はありえないもんね今世も来世も永遠に一緒だもんね」
怖すぎない?いくらなんでも生ゴミは怖すぎるよ…………
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」
魅空が壊れたラジオみたいになっちゃったよぉ!怖いよぉ!
「こうなったら先輩を惚れ薬漬けにして私にしか意識を向かないようにする?それとも媚薬漬けにして一生私と交わり続けさせる?それとも………」
なんでヤク漬けの発想しかないの?!どんだけ俺を薬漬けにしたいの?!
「ふふふ…………もうここまで来たら家の力を利用しまくりましょうかね…………海外に攫って愛の逃避行…………ふふふっ」
今?攫うって聞こえたんですけど?会長?!
「こうなったら教師特権で家庭訪問してご両親公認にするか?挨拶して認めてもらってその後は私の家に挨拶に来てもらって最後に新婚旅行で初夜を…………キャッ♡」
今の一瞬でそこまでいく?!妄想力逞しすぎん?!
「わ、私が植付くんのお嫁さんになったら毎日あんなことやこんなことを…………うっひひひひひひひひ」
………………い、今魔女みたいな笑い声聞こえてきたんだけど?!和?!
「「「「「ねぇ?どういうこと?」」」」」
……………生きて帰れますように…………
▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
大変お久しぶりです
今の今までやりたい事を叶えるために奔走してました。今は叶えられ安定もしてきたのでこれからは週一ですが更新できると思います!
読者様方を大変お待たせしてしまいました事をお詫び致します
これからもよろしくお願いします
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