はい、変態ばっかです
「あーあ、植付くんに反応して貰えないからってひがんでるねぇ?」
佳南さん?!だからなんでガソリンをさらに引火させるんですか?!
「…………………殺す」
「上等よ……………と言いたいところだけど、今は貴方にかまってられないのよ」
「なんだと?」
「えーと……………あ、あったあった」
佳南?なにを………
「後輩ちゃーん?これなんだから分かる〜?」
「なにを…………?!そっ、それは!」
ん?それって………?!
「俺のパンツ?!」
なんでそんなもん持ってんの?!
「え?乙女の嗜みだよ?」
んな嗜みあってたまるか!そして!
「いい加減思考読むのやめろや!なんで読めんだよ!」
「え?植付くんの思考を把握しとくのは未来のお嫁さんとして当然だよ?」
「んな常識捨てちまえ!」
俺のプライバシー皆無か!
「え?夫婦の間にプライバシーなんていらないよ?私だって………植付くんに全てをさらけだす準備はできてるもん」
「そんな準備すんな!」
こっちの理性が崩壊するわ!
「はぁ……はぁ……先輩のパンツ……!」
こっちはこっちで発情してやがる!つか、なんで海月も俺のパンツの柄知ってんの?!
「丸めてっと………ほれほれ〜これが欲しい?」
「ウゥ……ヨコセェ!ゴルァ!」
……………狂犬とその飼い主の図だな
「じゃあ………そぉい!」
「?!この世の至宝になんてことを?!」
「やめろ!この世の至宝とか言うんじゃねぇ!」
俺のパンツがこの世の至宝だったら世の中の男全員のパンツが至宝だわ!
「先輩のパンツゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
めっちゃ追いかけてったし!
「よし!今のうちに逃げるよ!」
「あ、あぁ…………あれって本当に俺が家で使ってるパンツなのか?」
そしたら後で回収しなきゃいけないんだが………
後輩にパンツ持ってられんのは嫌だ!
「え?そんなわけないじゃない、あれは植付くんが実際に使ってるパンツと同じ柄の新品のやつよ?」
「そ、そうか………」
よかった……
「植付くんが実際に使ってるパンツは私の家にあるし」
「は?!」
なんですと?!
「だって…………欲しくなっちゃったんだもん♡」
「欲しくなっちゃったんだもんじゃねぇわ!」
もうヤダこいつら!
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