第5話

都市伝説の宴についても考えないといけないけれど、今のところ手掛かりがメールとフラッシュバックした光景のみなのでこれから少しづつ調査していこうかと思いつつ、母が持ってきたパンフレットを手に各学校の学校名を見てこっちの世界での記憶を巡らしてみる。
















1つ目の【菅谷第一学園】












ここは日本でも3本指に入るくらいのマンモス校で、全校生徒総勢約5000人もいる私立高校。


今住んでいる千葉からワープ装置で一気に仙台まで飛ばないと通えない…。






ここは無しかなぁ…。


ワープ装置を毎日使ってたら通学費かなり高額になるし…。


こんなに遠くの高校まで有るってことは、お母さん、日本中の高校問い合わせてくれたのかな…。
















2つ目の【神鏡魔術·科学学館】














ここは近くに有る公立学校で、同じ学区内の魔力有の子は殆どここに通ってるんだよね…。




前の世界での友達もここに居るし、前の世界での親友も居るけれど…………。








こっちの世界の記憶ではこっちの世界のその子達は友達ではなく、魔力無しの私をイジメ抜いていた側の存在だーーー。












それでも大好きだった子達だからな…。


どうしようかな…。


魔力が覚醒した今なら、前の世界みたいに笑い合って楽しい時間が過ごせるかも知れないしな…。


悩むな……。










3つ目の【日本魔術大学附属魔術高等学校】








ここは…。あり得ないな。前の世界で言う東大クラスの大学の附属高校だから学力的に追い付ける気がしない……!










う~ん……。


消去方だけど、神鏡魔術·科学学館に決まりかな!






あの大好きだった子達からのイジメは、前世の記憶思い出した今の私からしたら子供のイタズラって感じるかも知れないし!


それに花のjkに戻れた上に魔法使えちゃうなんて学生生活楽しみな上この上無いしね!!




こっちの世界の記憶ばかりに囚われずにポジティブに行こう!




そうしたらあの子達とまた友達なれるかも知れないしね!






















こう決意して正解だったのは編入してわりとすぐに解るのだったーーー。


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