第13話:幼少期の夢

__私は気持ちを切り替え、朝の支度に取り掛かった。



ユナ「確かここに……」

ユナは、城から持ってきた服などが入っているトランクから”これから冒険者になるユナに”と、アデンから貰った洋服を探す。


ユナ「……!あった!」


-数分後


ユナ「おぉ!かわいい!」


その服は、紺色のワンピースで袖口が大きく、腹部の辺りに細いベルトが着いていてスカートの一部に大きなリボンがあるデザイン。という至ってシンプルなデザインだが、私には"始めての冒険者の服"であったため嬉しい感情でいっぱいだった。


ーそして


ユナ「よし!あとは~…」


紫色の魔女の帽子!


黒いローブ!


魔法師に欠かせない魔法の杖!


この3つ魔法師には欠かせない物を着け、魔法師として完璧な状態になった。


ユナ「(完璧だァァ…!)」


私は4、5歳ぐらいだった時の夢が叶った事が嬉し過ぎてテンションがどんどん上がり、

しまいには、一人で当時の記憶を辿りに必殺技を撃つマネをし楽しんでいた。


ユナは、4,5歳の心になり当時の魔法を放ち散らした。

もちろん、この魔法(?)はユナにしか見えていない。

ユナはこんな光景をあの2人リヴィス、アルガに見られたら……


なんて事をユナは考えてもいなかった―



ユナ「くらえ!マジカルビーm……」


マジカルビー””と言いかけた瞬間、ドアが開いた気がし、チラッとドアを見ると






そこには…








アルガとリヴィスが唖然とした顔でユナを見ていた。





ユナ「な゛ッ!///////////」


リヴィス「…ユ、ユナ…?一体…な、何があったんだ…?」


アルガ「ブフッ…何がくらえ!マ、マジカルb…ブッアハハハハハハッwww」



リヴィスが困惑している中、隣でアルガが大爆笑しているという空気に耐えられず―



ユナ「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!」

ユナは、その空気を抹消するかのように叫んだ。


アルガ「アハハハハッwww」


リヴィス「!、ユナの新しい魔法か何かだな?!あぁ!きっとそうだ!なぁ?!ユナ?」


とアルガが爆笑する中で、リヴィスは必死にという事を否定するかのように、ユナに問い始めた。


ユナ「(リヴィスぅぅぅぅぅ?!?!)」

しかし、そのリヴィスの質問で私は更に、メンタルを攻撃されユナは完全にしてしまった。


ユナ「ア゛ァァァァ辞めろぉぉ!!!2人してメンタル潰しにくるなぁァ゛ァ゛ァ゛!!!」


リヴィス「は?!何言ってんだ?!ユナ?!俺は……」


アルガ「アハハハハwww」


ユナ「(リヴィス……?それ、逆効果だからね?……ってか、アイツ笑いすぎだろ?!ꐦ)」

ユナは、この時間を抹消することができず諦めたのか、リヴィスへのツッコミとアルガの爆笑に切れた。


そして、

この時の恥ずかしさを二度と忘れることはなかった…


‐‐その後のユナ


子ども「ママー!見てー?マジカルビーム!」


母親「あらあら、魔法☆プリンセスだわ!」

という、光景を見るとー


ユナ「?!/////」


アルガ「マジカルビームだってよ、確かユナもできたよn……ってあれ?」


リヴィス「!おい!ユナがもうあんなとこにいるぞ?!」



ユナ「っ〜!/////(あんなことやるんじゃなかったァァァ……)」


ユナは見る度にスタスタとその場から去り、その後も後悔するのであった。





……To be continued

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