第12話:アルガの傷

―次の日


ユナ「ふぁぁ~っ…」


あの後、私はリヴィスに伝えたことを1からアルガに説明した。


が、



アルガは-




アルガ「はァ?!ゼッテー無理だし!無理無理!!」


ユナ「でも、これはお父様が…」


アルガ「お父様が‥じゃねぇよ!俺だって……な

ァ?!」


ユナ「?」


アルガ「もっと!とパーティー組む予定なんだよ!!」


アルガがそう言った瞬間、ユナは「こっちだって、やりたくて冒険者になったんじゃないわ!ꐦꐦꐦꐦ」と言う怒りと、アルガの謎の条件と自分が真反対だと言われたことに腹が立ちアルガに言い返した。


ユナ「…アンタさ…?」


アルガ「んだよ……?」


ユナ「私がだって言いたいの!?ꐦꐦ」


アルガはユナ全体を見て直ぐに__







アルガ「…見りゃわかんじゃん。」

と、息を吐くように答えた。




ユナ「…っお前ꐦ」

この瞬間、ユナの怒りゲージがMaxになり

アルガへブチ切れた。


ユナ「ちょっとは否定しろ!ꐦこの妄想ばっかしてる童貞が!!ꐦ現実見ろ!ꐦꐦ」


すると、流石のアルガもそのユナの言葉にブチ切れ

アルガはユナに言い返した。


アルガ「ア゛ァ?!ꐦ妄想ぐらいいいじゃねぇか!ってか!童貞じゃなくても妄想ぐらいすんだよ!ꐦꐦꐦなぁ!リヴィス…!」


と、アルガはリヴィスを味方にしようとリヴィスの方を向いた。


すると、リヴィスは、、



リヴィス「ああ。」



アルガ「ほらな?見ろよ!リヴィスだっt……」



リヴィス「実は俺、だいぶ前に童貞卒業してるから。」

とあっさりと答えた。


ユナ、アルガ「……え?」

予想外の答えに私まで反応してしまった。


リヴィス「ってか、、俺、アルガの方が先に卒業してんだと思ってたわ。」


アルガ「な゛ッ…………」

アルガは、今にも灰になりそうな状態になった。


ユナ「…えぇっと、アルガ!…その…色々とごめんなさいね‥!あと!そんなに考え込むこともないし……!」

私は、アルガがショックを受けている顔を見て、「これ以上気づつけることはできない」と判断し

全力でアルガをフォローした。


アルガ「リヴィス……お前が男同士の俺との約束を、裏切るとは思わなかった…」


リヴィス「約束を裏切る?……お前、俺はアルガと交わした約束を裏切った事なんてねぇぞ?」


リヴィスは、真面目な顔でハッキリと言い張った。

が、アルガの言いたかった[約束]が伝わらずアルガがガクッとなる。



アルガ「…リヴィス……そこは真面目に捉えるなよ……泣」


リヴィス「……?」


リヴィス「あぁ!……す、すまねぇな!アルガ……!お、俺……」

リヴィスはアルガの言った[約束]の意味がわかり、慌ててアルガに謝るが、アルガは「遅せぇよ……」と情けなく呟いた。


ユナ「……」

私はこの"何とも言えない空気"に耐えられず

部屋に戻ることを決断し、部屋へ戻りベッドに入った。


―現在


ユナ「(アルガ、大丈夫かな?)」


あの、顔は相当ショックを受けてたな……と昨日のことを思い出しアルガを再び心配した。


ユナ「(あの顔はきっと、心にグサッとくるどころかほぼ潰れかけてたかも…)」


私は、アルガに申し訳ないなと反省した。



ユナ「…よし!早く着替えて二人に会いに行こ、」






……To be continued

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