やっぱり神様は負けず嫌い

天真爛漫な妹神 プロローグ

 とある田舎に、そこそこ小綺麗な神社があります。


 おや、何故かあんなところにテラスが……。


 ベンチに座り、コーヒーカップを片手に読書を嗜む少女。


 時折、優雅に脚を組み替える様はとても絵になります。


 でも持ってる本、逆さまですよ。


「うるさいわね! で、とりあえずサービスショットはこんなんでいい?」


 バッチリです。


「ところで、とうとう田舎って単語を使ったわね? さっきから全部聞こえてるから。はあ……、私は悲しいよ。せっかく今までずっと『都心から遠く離れた~』とかオブラートな表現を使ってやってきてたってのに……シティ派な私に対する忖度そんたくとか、そういの一切無い訳?」


 面倒なので本編にいきます。

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