その➄「校正」をしよう

 入稿して暫くすると、貴方の家に郵便物が届きます。

 そうです。校正原稿です。所謂、赤字が入っている原稿ですね。

 何しろ日本語は難しく、また人間の脳みそは優秀なので、誤字脱字があっても読んでしまうが故に気付かなかったり、意味を取り違えているものが多々あります。

 最近ではPDFデータ上での校正作業、という話もちらほら聞きますが、個人的には「う~ん……」という感じです。PC上で問題ないな、と思っていても、紙で読むと納得し難いものもあります。まぁ、これは好みの範疇なのでしょうね。

 さて、消える赤ペンを握り締め、訂正箇所や、明らかな間違いを直していきます。

 余談ですが、僕は校正作業をとにかく苦手にしておりまして、毎巻、悲愴感を持って作業しています。

 回数は、〆切に間に合っていれば二回程だと思います。これ以降の誤字脱字、明らかな間違いは、電子はともかく紙媒体は重版しなければ直せません。

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