その④「イラスト」を決めよう

 貴方は入稿を終え、解放感に包まれています。

 普段なら買わないだろうちょっとお高いケーキや、ちょっとお高い珈琲豆を買って寛いでもいいでしょう。人間、張り詰めてばかりでは死んでしまいます。

 しかし、そんな貴方に編集様からメールが届きました。

「今巻のイラストはどうしましょうか?」

 ラノベ作業で唯一、浮き浮きしながら返信出来る瞬間が訪れました。

 厳密に言えば、プロット段階で表紙や口絵も何となく見えてはいますが、そんなことはどうでも良い事。公女9巻のように、書いている内に表紙が別キャラに強奪されることはよくあることです。

 編集様の、表紙・口絵・挿絵案を眺めながら、何処をとるか考えます。

 他の作家様はどうされているか知らないのですが、僕の場合は各巻一枚だけ我が儘を言おう! と決意しているので、案に入っていなければ「……何卒」と提案し返します。

 余談ですが、「公女」はあり得ない程、各キャラの服装が変わっています。これはcura先生だから可能なのであって、普通は通りません。cura先生を崇めよ。

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