応援コメント

第31話 総合内科専門医試験、プライマリ・ケア認定医試験」への応援コメント

  • 試験自体を否定するような気がするのは気のせいだろうか?

    作者からの返信

    総合内科専門医試験は、確かに合格率6割程度と難易度の高い試験です。九田病院時代に、経験症例のレポートを作成し提出、その後、診療所に移ってから試験を受けましたが、実際に4年間で私が主治医となった入院症例は900例、後輩の指導をしつつ実質は私が管理していた患者さんを含めると1300例くらいの入院症例を経験していました。なので、実践の中で、頭をぶつけながらいろいろ経験をしていたのです。腎生検と骨髄像は専門医でないと見慣れていないので、これは医師国家試験レベルで勉強しました。
     今でも、医学系の予備校では「総合内科専門医合格講座」で20万くらい取っています。多くの人は臓器別内科医となっているので、あらゆる分野を問われる「総合内科専門医試験」はしんどいのだと思います。

    プライマリケア認定医試験もよくできた問題でした。必修問題はBayesの定理など、診断学の基礎となる数学問題や、common diseaseの対応といった臨床問題でした。選択問題は、産婦人科、精神科、小児科、内科の領域から選択することとなっており、産婦人科も精神科もわからなかった(どちらの診療科も、私には合わない診療科だと思っている)ので、小児科、内科を選択したのでした。おそらく、トラブルシューティングのことは、出題者は考えていなかったと思います。正直なところ、いつも紙を見てワクチンの仕事をしていたので、正確な記憶がなく、それを正当化するためにとってつけた、いわゆる「言い訳」というのが正確なところです。恥ずかしい限りです。