第4話
「・・・さて」
「こ、こ、これは・・・」
目の前に広がる草原そして
「C級の魔物がなんでこんなにいるんですかぁ?!?!?!?!?」
魔素を体に含む動物、通称‟魔物”がうじゃうじゃいる。C級と言えば大体50~100匹いれば町が崩壊してしまう強さである。・・・まあちょい強いぐらいである。ついでにF、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、
それはさておき、ここは町から南に外へあるいていく途中の場所に当たりシシャモが来た方向でもある。
「ああ。安心して。夜中にいないとしか暴れないから。」
「それでも事件ですって!!」
「もっと南の森があるほうに行けばD級のモンスターだけになる。」
「それでも初心者とかには厳しんですけどね。」
二人で歩いていくと森についた。
「いまから行うのはシンプルな体力つくり。・・・これからこの森の中を走る。僕の後をついてきて。」
「わ、わかりました。」
すると、ホムラは森の中に走り出した。慌ててその後ろをシシャモは走った。
―――――――――――――――――
「はぁ・・はぁ」
「よく頑張ったね!」
あれからダッシュ、ジャンプ、ステップを組み合わせたパルクールのような動きを休憩も入れて3時間ぐらい行った。走る中で木を飛び越えたり、しゃがんで潜り抜けたり、木の上に飛び乗って別の木に飛び移ったり、サルもびっくりの動きをしまくった。もちろんシシャモは一生懸命それと同じことをした。パルクールと呼ばれるものに近い
「これを繰り返し行えば、体力、俊敏性、状況把握がより付くと思うよ。あとは・・・」
そう。この能力はもうある程度はついている。だてに今までこの世界を生きてきたわけではない。ただこれらをより伸ばす必要があるだけで基本的に動けはする。
「魔法と攻撃・防御する能力。」
ほぼ指示と補助をしていたシシャモは回避に特化しており、攻撃・はたまた防御に関してはてんでだめだった。魔法も補助系であり、回復を中心にしていた。もともとタマゴが防御型であり、攻撃力もそれなりにあったため攻撃力・防御力を補助する魔法は使っていなかった。
「安心していいよ。体に含まれている魔力は十分にあるからそれを放出するだけだよ。とりあえずこの玉を握ってごらん。」
そういってホムラは透明の水晶をシシャモに渡した。大きさは両手に収まるぐらいにの大きさだった。いわれた通りシシャモは水晶を握った。
ピピピ
機械音が聞こえた後水晶は黄色く輝き破裂した。
「?!」
「おっとあぶない。」
そういってホムラが右手を割れた水晶にかざすと消えてなくなった。
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