第次話
時は西暦2000X年
世界はAIに支配されていた
人々に仕事はなく誰もが娯楽を求め
その中でゲームが発達した
そしてこの年株式会社originが計画した
そして西暦2020X年では人類の89%以上が日々originの‟fullvision”型(ド〇ゴ〇ボールのメディカルマシーンを想像してくれると嬉しい)のゲームにログインしていた
ゲームはカプセル型のゲーム機を使用しoriginと接続して脳内で行われる
衣食住すべてがゲーム内で行え生活の運動さえゲーム内で行えばそれに合わせ筋力が発達する
またゲームもシリーズがあり人によって生まれたときにその人の適正ゲームが推奨される
もちろんほかのゲームをすることもできる
あくまで推奨だからだ
ただ割とコンピューターが正確に適正を当てたり親が初めにその適正ゲームをさせたりするので大体の人が適正ゲームをしている
ついでに余談だがゲームの途中でほかのゲームに移動可能
移動にはデメリットはないが、様々な点が相違のことが多いのであまり推奨されていない
とはいえ10歳までの間は家族と生活する空間で成長することとなる
ではほかのゲームをしている人たちに会うことはないのか否
いくつかすべてのゲームが共通で入れるスポットがある
一つは共通掲示板 多くの情報が飛び交う広場、ニュースや新しい情報ほかのゲームの現状などが分かる
一つはVIPルーム そのゲームにおけるトップランカーたちが入れる場所、選ばれし者たちが話し合ったりする場所らしい、特に用途はないといわれている
一つは闘技場 いろいろなゲームが混戦できる場所、いろいろなモードが用意されてる
一つは先ほどの10歳になるまでの子育てスペース、学校も育児場所もすべてがそろっている
そして‟
この桃江神は、大きな一つの大陸でできており、その中心に江戸街が存在していると伝えられている
桃江神は本来存在しないゲームであり江戸街も、もともとは存在しない場所、つまりはバグであり、名前も誰かが勝手に名付けたものである
50年ぐらい前には存在していたらしく何人かがそこへ訪れているらしい
その何人かが誰かはわからない
いきなり共通掲示板に書かれており出どころも分からない
そこに行けば何かあるわけではないがある意味幻の場所なので世間では大きな話題となった
だが行き方は不明、帰り方も不明、いったことがある人さえも不明であり運営さえもが行き方を知らないという意味不明な状態である
もはや誰がそこを見つけ、広がったのかもわからなかった
そして運営がパッチ修正で削除すると発表したことにより話は終末に向かっていった
いろんな人が運営に抗議を出したがもともと存在しない未知数のものだったためゲームに支障が出ることを危惧したのか運営はこの発言を取り消さなかった
よく考えればなんのパッチを出したのか、なぜたくさんの人が抗議をしたのか意味がわからない
結局どのように行くのかさえも分からずその話は迷宮入りとなった
もうそこへ行く人さえ聞かない
結局永遠に表世界に出てくることはなかった
はずだった
それは世界の運命だからなのか、はたまたただの偶然なのか、全てはoriginのみぞ知るはなしである
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