第4話
16
とももは夢を見た。白いスーツを着た大人の男性が困っていた。彼の幽霊みたいな足元にはごろにゃぁ。つまり男性がごろにゃぁから生えていた。とももは男性がイケメンだと気づくことなくくるりとごろにゃぁの周りを回ってみた。
🌑17
男性がごろにゃぁから生えている。これは夢と思い頬をつねったら、ベットの中で目が覚めた。ごろにゃぁは気持ちよさげに眠っていた。
「ごろにゃぁ、前世は男の人だったの?」頭をなでて聞いてみるも、にゃあとの返事。
🌑18
とももは、そんな事無いっか(汗)と照れ笑い。そして寝がえりをうつ、ごろにゃぁだった。
とももは気が緩んだのだろう?彼女の母は最近の異変に気づき始めていた。ごみ袋やミネラルウォーターが減るのが速い事やほんのわずかな(アンモニアっぽい)異臭。
🌑19
何なんだろねと母は想うのだが、思春期の子供にとやかく想われたくないから黙って子供が申告するのを待つことにした。そんな事も知らずにごろにゃぁに会ってからのとももはごろにゃぁと活き活きしていた。子猫を飼う情操教育はとももには通用した。
🌑20
誰が想像しただろう?此れは「娘と会えない」父が探偵を雇っている内に知り得た情報「娘の引きこもり」と学級委員がノートの写しを差し入れしてると知ったから頼んだヤらせだったのだが、父の期待とは違い、とももはごろにゃぁと2つでいる時間を大切にしていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます