応援コメント

第53話 葡萄酒のオマジナイ」への応援コメント


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    トビーの情が、のりぴーに向かっていたというのは本当だと思う。
    彼が最後、テュールに花をたむけてドレスを整えたのは、死化粧のような。
    演劇が好きで舞台に立ちたくて、弱くて。
    そんな自分とテュールの結末、状況を、演劇のように彩ることで、舞台に仕立てあげたんじゃないでしょうか。
    美学といってもいいかもしれない。
    もしかすると、酔っていたのかもしれませんね、まさに。
    好きな舞台のセリフの一つでも、誦していたかも。
    なんかそんなことを思ったというか、そうであってほしいというか。

    >「簡単な事。飲む前にね、こう唱えるだけで良いんだ。いい? 『ワインは素晴らしい。でも私の人生はもっと素晴らしい』この言葉を知っている人はね、後悔するような飲み方はしないものよ」

    いい言葉ですね。
    いいオマジナイですよ。

    作者からの返信

    丁寧に読み解いて下さって、ありがとうございます。うれしいです。
    二人の結末については悩みましたが、書いてよかった。

    あとお酒はね、ほんまほどほどにしないとキツいですからね。それでも飲んでしまうのが人間ですが。