第7話 言葉を語る
積もりゆく言の葉はらりやはらかにいつしか芽吹くこのみを包む
本を読みつつ思い浮かんだ歌です。今は志賀直哉の「暗夜行路」を読んでます。なんかどんどん引き込まれる…。文豪の本は、引きこまれだすと読むのが止まらないんですよね。(引き込まれるまでに時間がかかる本はありますけど)
言葉は、私の糧になる。そう思う、読書の秋です。
季語は入れてないのに、秋のイメージ。なんか楽しいですね、こういうの。
もちろん、これにも工夫がありますよ〜!
「言の葉」をまるで木の葉のように喩えることで、「このみ」に「木の実」と「この身」の意味ができるなあ、なんて。ことば遊び楽しい〜!いやっふぅ!
「やはらかに」って言葉、本当に柔らかそうであったかそうじゃありませんか?言葉が正に表してると思うんですよね。歌はいい。
なぜ、こんなに機嫌がいいかというと。
文豪好き仲間と部活中語り合いまくったからなんですね。いや〜、最っ高でした。至福のひとときでしたよ。「見てください!坂口安吾の織田作之助への追悼文が新たに発見されたそうで!」「マジで?(しばし見る)…ああああしんどいっ…でもこの関係本当好き…。」「梶井さんの文章めっちゃ好きで!」「(しばし見る)かっこええ…。」「いいですよね…。」「あのさ、芥川さんの命日と谷崎さんの誕生日同じってこと知ってた?」「え、なんですかそれ!しんどい!」「だよねえ、しかも二人交流あったし…。」…などと尽きない話をした後(話し方はぼんやりしか覚えてないので変わってるかも)、読んだ本についてさらに語り合うという。文豪の人間関係と人間性を知ってから彼らの本を読むと、本当深いんです。こんなことを語り合うことができる相手がいて、本当よかった…。(部活は全く進みませんでした(´∀`*)ま、たまにはこんな日もあっていい!)
楽しみがあるって、本当にいいなあ。
それじゃあ今日はこの辺で。
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