第74話 米だと!?

翌日、

トーン内の魔族は討伐が完了しているため散策をしてみることにした。

しかし、味噌に醤油は無かった・・・。残念。

そう言えばダンジョンがヤバいんだっけ・・・!!

俺はライオネル叔父さんにダンジョンについて聞いてみたが、

知らなかったんだよね。

と言う事は見つかっていないってことだ。

これはかなりヤバイことになりそうだ!

明日には川を北上して王都に到着する予定だが、

ハラハラして気あせってしまう。


(レイン!焦っても何もならん。今はユックリしておくぞ!)ポール

(そうなんだけどね・・・。)俺

(ホレ!あそこに温泉なんてあるぞ!行ってみんか?)ポール

(え?本当だ!温泉とか!マジ?)俺

俺達は早速温泉に行ってみた。

おおここは鉄分と塩分が多いみたいだな・・・。赤茶色のお湯だった。

「ウワ~超あったまる・・・。」俺

「そうじゃの~!!」ポール

「あははは!爺ちゃん真っ赤だな!」俺

「いや、ちとここの湯は暑い!!」ポール

「そうかもね。

でも慣れたら熱いのじゃないと入った気にならんて感じになるんだよ」俺

「そうか・・・。確かに風呂から出ると、より爽快な気分になる気がするの」ポール


今日はライオネルは近所に挨拶周りをしているらしい。

まあ、一人で他国に行ってるのだからね・・・。

そういうのは大事でしょう。


「あ!温泉卵あるじゃん!!」俺

「なんじゃ?」ポール

早速かって爺ちゃんと食べてみる。

「うん・・・。そのままの味だ!」俺

「美味いな!温泉で作ってるのか!面白いな!」ポール

「温泉が塩泉だからか良い塩味がついていて美味いな・・・。」俺

「何個でもイケそうだな」ポール

「ああ!米が欲しくなるな・・・」俺

「レインの話に良くでる米か・・・食べてみたい物だな」ポール

「お客さん!米ならアルで!」店員

「へ?」俺

「ホレ!鳥の餌さ!!」店員

「え~!!食べないの?」俺

「だって皮がボソボソするでしょうに!」店員

「う・・・なんでそこは発展しなかったのか・・・」俺


俺は米を売っている飼料売りの農家を訪ねた!

「ほえ~こんなに買ってくれるんかい!?」農家

「ありがとうございます。」俺


俺達は俵2つ分程の米を購入していしまった。

勿論もみ殻付きのものだ・・・。

リングに収納すれば問題ない。

直ぐに帰って、米を調理してみんなに振る舞うことにした。

塩むすびだ!

土鍋で炊いた米にはオコゲも程よく入り、香ばしい香りがついている。


「美味いな!これは!」ポール

「確かに!こんな食べ方があるなんて!」ライオネル

「しかし、飼料を食べるのに抵抗が・・・」サスケ

「あら本当!美味しい!サスケ!偏見は行けませんよ」ミーサ

「う・・・モグモグ・・・美味い・・・美味いです!!」サスケ

「でしょ!これとこの温泉卵最高に会いますよ!」俺

「美味い!!!!これは最高じゃな!」ポール


と皆その後の温泉卵と米のマリアージュに再度やられたのだった!!

サスケは、偏見を持っていないと思っていたようだったが、

こんな偏見があることに気付いて恥ずかしいと気を落としていた。

大したことじゃないと皆で慰めるのが大変だったよ・・・。

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