第73話 港町トーンに到着
ファフニカが島国というのは知っての通りだけれど、
大体、北海道位の大きさと考えていいかもしれない。
地図上でもちょっと形が似ている。
この港町トーンというのは最南端に位置する町になる。
王都はココから、北上するのだが、
この町で数日休息と準備を整えて、
小さい舟に乗り換えて川を上っていくそうだ!
凄い!川登り!!
おもしろそう!!
先振れは届いていたようで、歓迎とまではいかなかったけれど、
すんなり検問は通った。
チョンマゲとか期待したけど、結局、普通に白い肌で茶髪の人が多かった!
たまに黒髪が居ると目を引くし、黒い肌の人も、目を引いてしまう!
俺達の大陸には見かけなかったな・・・。
ここの島は色んな人種が居るんだなキット・・・!
「目を引くだろう!大昔に交易していた時代、
色んな大陸からの移民が居てね。その子孫たちだよ」ライオネル
「そうなんですね!みんな仲良くできているのであればいいですね。」俺
「まあそうも問屋は卸さんよ・・・。」ライオネル
「やっぱりね・・・。」俺
「所で、この町には息子と妻が居ますのでな!家に泊まってくだされよ」ライオネル
「それは先に教えて欲しかったのですが!!」俺
「ははは!サプライズだ!!」ライオネル
こうして俺達はライオネル叔父さんのうちに招待されたのだった!
「レイン様!ようこそ!ライオネルの妻ミーサです」ミーサ
「息子のサスケです。」サスケ
(なんと和名じゃないですか!!!しかも二人とも黒髪!
顔立ちは西洋人だな・・・なんか不思議・・・)俺
(面白い名前じゃな前世のユウサクという名前に似てるな)ポール
「初めまして。レインとポールです」俺
「急に押しかけてすまんかったの」ポール
「いやいや、先に知らせていましたから、急では無かったですよ!
むしろ予定が遅れてとても心配していたんです。」ミーサ
「そうでした!魔族に襲われましてね・・・。ははは」俺
「それを撃退したとか!!素晴らしい」サスケ
家の中に通してもらうとさっそく、魔法陣を発動した!
結界が展開され、ジュワジュワ・・・ウギャギャギャギャ・・・
と魔族が滅されている音が外から聞こえてきた。
「やはり結構入っておったんじゃな」ポール
「そうだね!」俺
「この音が魔族の・・・。」ライオネル
「恐ろしいですな・・・知らない内に・・・」サスケ
「大丈夫なのかしら・・・。」ミーサ
「そのためにここに来ていますから!安心してください」俺
「さすがお姉さんの子ね!強い子だわ!」ミーサ
「今日はユックリ休んでくださいね!お風呂湧いてますから先にどうぞ」サスケ
「おお有り難い!!行こうレイン!!」ポール
「ああ爺ちゃん。じゃ、お先にいただきますね」俺
「なんじゃレイン風呂は食べ物じゃないぞ」ポール
「いいの単なる挨拶!」俺
そう言えば日本じゃなかった!!
「お二人で!?」ミーサ
「これミーサ!!」ライオネル
「ははは・・・変ですよね!でも毎日こうですから!!」俺
クロもついでにタライに湯を取り、タライ風呂に入れてやり、綺麗にしてやった。
「クロはお風呂が好きか!!いい子だヨシヨシ・・・。」ポール
「く~ん・・・」クロ
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