第71話 旅の準備として

俺は旅の準備として、

このフォースター領の結界を厚く仕上げていた。

こんなに俺達を愛してくれている領民に、

安心出来る場所を作って上げたい!

自然と力が入ったよね。


山小屋の場所にも結界を3カ所設置した。

今ではダンジョン管理施設が立っていて、

兵と冒険者でにぎわう宿場町の様になっていた。


大きな風呂は薬草を入れた薬草湯として最近注目されているとか!

それ良いね!俺もやってみよう!!

(そうじゃな!一緒に入ろうな!)ポール

と爺ちゃんとの脳内会話が弾む・・・。


「いや~こんな魔の森の目の前に住んでいたとは・・・」ライオネル

「本来は誰も来ない静かな良いところじゃったんじゃがの・・・」ポール

「ははは。ダンジョンのおかげですね!」俺

ライオネル叔父さんは、そういうことではないのだが・・・と思っているだろうw


俺達はライオネル叔父さんを山小屋の宿場町に置いてダンジョンに来ていた。


(お久しぶりですレインさまにポール様。

あの精霊獣たちはいずこに?)ヨツムンガルド

(おお久しぶり!元気かい!?

シロたちは子供達と一緒に国に置いてきているよ!

家族を守ってもらってるんだ!)俺

(そうでしたか!守護聖獣の役割ですね!立派に果たされましょう!

私は変りなく!飛燕が凄いことになっているようですね!)ヨツムンガルド

(何かまた色んな新ワードが出たな!!

まあ飛燕は受肉したってさ・・・ははは)俺

(なんと言う事でしょう。信じられない!)ヨツムンガルド

(初めましてと言いますか、タダイマ!とでも言いましょうか。)飛燕

(そうですね私から生れた存在ですからね・・・)ヨツムンガルド

(親子かよ・・・。)俺

(しかし、肉体を得ようとは・・・。)ヨツムンガルド

(はい。主様の濃密な生体エネルギーを毎日頂いていますし、

魔族と悪魔の魂がこのように私を進化させてくれました!

いつもは帯剣していただいておりますし嬉しい限りです)飛燕

(良かったですね!その主様は最高の主様でよかったですね)ヨツムンガルド

(はい)飛燕

(飛燕さん離れてくれないでしょ?

剣に戻ると、俺にくっついたまんまで・・・。

それに、べた褒めありがとう!

照れるね。と言う事で他の大陸に行ってくるからよろしくね!)俺

(ファフニカならば、大きなダンジョンが一つありますよ!

行ってみては?そろそろ溢れそうですし・・・ふふ)ヨツムンガルド

(げ!?早めにいかないといけないパテ―ンですか・・・。はい。)俺


こうして次なる大陸に行く理由が増えたので早めに移動することにしました!

先方の国には、ギルドを通してすでに先振れは出しているけど・・・。

すんなり、入国できると良いけどな・・・。

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