第55話 エリザードⅢ世とベルフェゴール

数日後、手紙は届いたらしく、国王にお目通りが出来ることになった。

よし!

これで結界を発動させれば、駆除できるだろう!!

ふふふ・・・。


「よく来たな妖精国のシスターよ!

我はエリザード国王、エリザード三世だ!

それでその者達は?」国王


「はい。初めてお目にかかります。

この者は聖教会本部からやってまいった、聖人様でございます。

此度、

勇者誕生と共に悪魔の王サタンの復活があったことはご存知か?」妖精シスター


「いや知らんな!」王


「さようで・・・。説明させていただきます。

悪魔の王サタンの復活により各地の悪魔、魔族の力が大きくなっております。

そしてココ、エリザードには一つの悪魔が居るようなのです!」妖精シスター


「貴様!妖精国の使者だろうが何をたわけた事を!不敬だぞ!!」兵士


俺は密かに、魔法陣を起動した!

キー――――――ン!!

ジュワジュワジュワ!!!ウワ~~~!ボコボコボコボコ・・・。ぐう・・・。

急に叫び出した兵士は魔族の姿になって、死んだ。


「なんだ!これはいったいどうなっている!」王


「レインと申します。結界を作動させました!

このように、聖属性の結界の効果により、

ここにいる悪魔と魔族は滅せられました!」俺


「おお素晴らしい!こんなに身近に魔族が・・・聖人レインよ!助かった!」


「ガハハハハハハ・・・・・!!!!」


「誰だ!」王


「俺をこんなことで滅せれるわけないだろうが!!」悪魔


「出てきたな!王よここに潜んでいた悪魔です、」俺


「気を付けろ!」ポール


「な!!済まない!」王

爺ちゃんがシロと一緒に、王の守りに入ってくれた!

よし、俺は攻撃あるのみ!!


飛燕を抜いて、切りかかる!

ガッキ―――ン!ジュワジュワジュワ!

「くう・・・いって―な」悪魔


「俺はレイン!あんたは?」俺


「俺か?俺はベルフェゴールよ!

まったくめんどくせー事しやがってよ。

折角魔族共にエネルギーを集めさせて俺は気持ちよく寝ていたのによ!!

めんどくせ~・・・」悪魔


ガキンガキンガキン・・・!

くそ・・固いな!


「くそ!いってーな・・・。なんだその剣は!

もうじき怠惰の大魔法が完成するところだったのによ!

クソが!死ね!!」ベルフェゴール


黒い炎が襲ってくる!!

「くッ!」俺

シールド&水の壁&氷の壁!

ドッガーン!!ジュウ~・・・!!

「うぐっ・・・」俺

やべ~熱い・・・


「レインー!!」ポール


「大丈夫ーー!」俺


(ご主人、力を)飛燕

(分かった!頼むぞ倒してくれ!)俺

俺はありったけの魔力を飛燕に込めて刀身を振りぬいた!

ピカッバリバリバリバリバリーーーーーーーーーーーーーーーー!

ドッゴ―――――――――――――――――――――――――ン!!!

プシュ~~~~・・・。


「レイン!!」ポール


俺は倒れる寸前に、爺ちゃんに抱かれていた。


「爺ちゃん・・・あくまは?」俺


「蒸気で見えん・・・」ポール


「く・・・よくも・・」ベルフェゴール


「くそ・・・まだか・・・。行け飛燕。今度は首を・・・」俺

(はい!)飛燕

「ウグっ・・・」俺

飛燕は俺の体力を吸って、ベルフェゴールの首に雷を纏って飛んでいった!

シュン!ズッパ――――ン!!バリバリバリバリ・・・・!


「なに・・・!くそ・・が・」ベルフェゴール

ジュワジュワジュワジュワ・・・・・・・。


「やった!レイン!やったぞ!ん?おい!大丈夫かレイン・・・」ポール


俺は魔力を限界以上に使い果たし、

飛燕に大量の体力まで吸われて気絶してしまった!

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