第47話 聖教会本部

聖教会本部に到着した。

「レイン・フォースターとポール・フォースターです。

ただ今、到着したのですが、話は通っていますか?」俺


「おお!聖人様!もちろんでございます。どうぞこちらへ!

直ぐに案内の者が来ますので」門番


確かに直ぐに案内の人が来てくれて、教皇の間に通された。

「聖人様、爺様、ようこそおこし下さいました。

長旅無事で何よりでした。

私は教皇のミハエル・ザビエルと申します」教皇


「初めまして。レインです。」俺

「初めまして。ポールです。」ポール

「早速ですがダンジョンが暴走寸前とのことですが?」俺


「はい。ここのダンジョンは光属性、聖属性しか効かない

特殊な魔物のダンジョンです。

本来は聖騎士が定期的に滅しており、

ダンジョン活動も安定していましたが、

近年だんだんと中の様子が変わってきて、

聖騎士達だけでは抑えきれなくなってしまったのです。」教皇


「そうなんですね。

それとこれがつながるかは分からないのですが、

ある町で襲ってきた魔物です。見てください」俺

指輪から、角の生えた黒い猿の死骸を出した。


「これは・・・!」教皇


「何かご存知なんですね?」俺


「はい。猿鬼という猿型の魔族です。

魔族にはこのような角が生えておりまして、

肉体も強靭で魔力も多く保有すると言われています。

そして、魔族は悪魔に使える種族であり、

世界の混沌に力を使う存在とされます。」教皇


「魔族に悪魔ね!」俺

ファンタジー定番来ましたよ。


「じゃ、ここのダンジョンにもいるのかな?」俺


「おそらく、ダンジョンのボスが悪魔だと言われています。

しかし踏破者はいないので定かでは・・・。」教皇


「踏破されてないんだ!」俺


「はい。どうしても最終階層がクリアできないのです」教皇


「そうですか・・・。俺達だって厳しいと思うけどね・・・。」俺


「聖騎士達の聖属性の武具をお持ちください。

さすれば多少は助けになるでしょう」教皇


「ありがとうございます」俺


俺達はさっそく武器庫に連れていかれた。

聖属性のマントと、帽子を選んだ!

爺ちゃんには聖属性の力が宿った剣を持たせた。

というか、ミスリル製で聖属性の魔法陣が刻まれた大剣だった!

ほっほ!色んな所に行くもんだね!色んな魔法陣が覚えられる。

聖水と聖灰も渡された。

シロとマル用に聖属性の布を首に巻いてあげている。


その日はここまでで、休むことにした。

部屋には大きな風呂があり、さすが世界の教会本部と思ったよ。

いつもの様に、爺ちゃんと一緒に入ってたわいもない話をしたりして、

ユックリ寝た・・・。

爺ちゃんは別々のベッドで熟睡できんかったと不満げだった。

実の所、俺も爺ちゃんと一緒じゃないと熟睡が出来ない・・・

こんな図体になって、おかしいよな・・・

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