第35話 制約と性病

まずは魔の森を抜けるのに一苦労した。

ヤハリ兵達の足並みにばらつきがあるのだ!


「駄目じゃ!これではダンジョンなどには入れん!

ロバートお主こ奴らは何じゃ!一旦帰るぞ!」ポール


「すみません・・・。」ロバート


そうして引き返してきて、小屋の周りにテントが立ち並びだした。


「ロバートさま結界魔法陣配置できました!」兵士


「はいよ!ありがとさん」ロバート


え?結界魔法陣?

「領主様?結界魔法陣てなんですか?」俺


「ああ!結界を張る魔道具の事だよ!知らないかい?」ロバート


「はい。初めて聞きました!見せていただいても良いですか?」俺


「どうぞ!」ロバート


「やったーーー!」俺

フムフム・・・。おお!新しく覚えちゃった!


これはシロがつかった障壁のような物の応用かもな!


「シロ―!見てみて!シロも使えるはずだよ!覚えて!やってみて!」俺


「ワン!!」シロ

ピカーーー!ポワ~ン!


「おお出来たっぽいね!えらいぞシロ~」俺


「レイン君!その子は何を?」ロバート


「ああ!この結界魔法を覚えたんです。

これは光魔法の一種なんで、シロも使えるかなと思って!」俺


「へ?光魔法なの?それに、その子は光魔法が使えるの?」ロバート


「そうですよ!マルは闇魔法です」俺


「へ、へえ・・・」ロバート

この子はいったい・・・


「良し。ロバート一息ついたら、レインに勉強を教われ!」ポール


「勉強?」ロバート


「そうじゃ!

レインの知識を吸収出来れば魔法の威力が数倍に上がるからな!

それとここでのことは口外しないように制約させておけ!良いな!」ポール


「分かりました!

制約に時間がかかるんで、明日でも良いですか。」ロバート


「いいじゃろ!夕飯つくっておるから、

制約出来た者からこっちにきて飯を食うように言ってくれ。

そして風呂に入れ!臭いぞ!湯はレインが補充してくれる」ポール


「ええ?風呂ですか?」ロバート


「そうじゃ!風呂じゃ!気持ちいいぞ!」ポール


こうして兵達の食事と風呂の世話で一晩働き詰めだった!

酷いよこれ!

明日からは兵達にやらせるから今日だけルールをキッチリ教えてくれと、

爺ちゃんに言われ、頑張った。

覚えてよ~本当に兵士さん達~!


でも兵士さん達初めての風呂に感動して、すごくお礼を言ってくれるから、

なんか嬉しくなっちゃった!

まあ、不利珍でだったけど・・・。

相変わらず女っ気のない私の人生です。とほほ・・・


ん?性病の人を発見!

ちょっと診察させてもらったよ!これはまずいな・・・。


「爺ちゃんちょっと!」俺


ほぼ全員性病になってる・・・。

そうして爺ちゃんと領主とで相談タイムだ!

急遽俺は朝一でガルシアさんの所に行くことにした!

頼む!ガルシアさん!

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