第33話 12歳
年が明けて俺は12歳になった!
いやはや、爺ちゃんの栄養攻撃と鍛錬で、
身長もアソコもグングン伸びてしまっている。
また服が小さくなった・・・!
今の俺の身長は180センチ程になっているはずだ。
もうすぐ爺ちゃんに追いつくだろう。
筋肉もモリモリ爺ちゃんほどじゃないけどついてきている。
俺と爺ちゃんはまた街に降りてきて、服を買っている。
今では爺ちゃんのお下がりでも行けそうだけど、と爺ちゃんに言ったら、
嬉しそうな顔で、駄目じゃ!
新しいのを買おうと言ってきた!
そしてまたお揃いのカーキ色のローブで決めた!
少し大きめを購入し、又大きくなったら、
裾の糸をほどけば丈が伸びる仕様にしてもらっている。
俺達はネイビーのズボンに白のシャツというペアルックで歩いている。
親子だと思われているだろうな。
一見爺ちゃんは若返った影響で前領主とは分からなくなっている。
鍛冶屋に行き、
以前頼んでいたものを見せてもらうと、すごいことになっていた!
「スミスさん!凄いです!これミスリルですか?
こんなに細く針が作れるなんてすばらしい!
シリンジ部分も丈夫にできていますし精密にできています!
本当に素晴らしいです!」俺
「いや~!ほめ過ぎっしょ!」スミス
「いや本当に凄いぞスミス!
こんなに精巧に!腕を上げたもんじゃな!」ポール
「この針をもっと沢山用意してもらえますか?いくらでも買います。」俺
「これにゴム管があればな・・・」俺
「なんじゃそのゴヌなんちゃらとは」ポール
「えーと、ひもの様になっていて、中が空洞の管になっているものです」俺
「それなら、そんな植物があるじゃろうて!
いつも植物図鑑見ているくせに知らんのか?」ポール
「うん・・・。爺ちゃん教えて!」俺
「もちろんじゃ!帰り道に教えてやろう!」ポール
満面の笑みだな爺ちゃん!孫に何かを伝えることがとても嬉しいんだな・・・。
針を20本受け取って金貨20枚を支払った。
「こんなに貰えねえぞ!おい!」スミス
「良いんです技術料です。後、また無茶なお願いしたいですし。」俺
その後、
商業ギルドで特許の入金具合を確認して冒険者ギルドに依頼を探しに行く。
口座には白金貨が50枚程の入金がされていた。
特許は全て登録ができていたようだ。
商業ギルドでは奥の部屋に通され、お茶を振る舞われる、VIP待遇だ!
そりゃそうだろう。
商業ギルドには特許の手数料で大儲けさせているのだから。
冒険者ギルドでは、
採取依頼をいくつかその場でクリアしておいた!
常設依頼の薬草採取を10回分収めてランクはDに上がった。
これからは魔物の討伐依頼を受けられる。
色んな魔物の素材はリングの中に入っているが、今は止めておこう。
冒険者ギルドランク表
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A・・・上位魔物の駆除、国の依頼など
B・・・魔物、盗賊討伐、護衛など
C・・・魔物、盗賊討伐など
D・・・魔物の討伐依頼など
E・・・採取採掘依頼など
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「ようし今日は帰るぞい!」ポール
「うん帰って風呂入ろう!」俺
そして植物の管を大量にストックして帰るのだった!
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