第32話 病原菌

「なに!?患者の膿を採取させてくれだと!!」町医者


「そうじゃ、病気を殺すための実験をしたいのじゃ!」ガルシア


「爺さんはいつも変な事を言っているがまた変な事を・・・」町医者


「先生!

このような症状の方と、このような症状の方で、

こういう風に違いがありますでしょう?

できればその二人分を採取させていただきたい。」俺


「何?詳しいな!うむ・・・」町医者


「このまま死ぬだけの患者が助かるかもしれないのだぞ!

かけて見んか?」ガルシア


「うむ・・・確かに今は見殺し状態なのは確かだしな・・・。」町医者


町医者が了承してくれて、

一人から梅毒の症状を持つ患者さんの膿を取ってきてくれた。

シャーレに膿をそれぞれ分けて菌を培養するまでを手伝った!

後は!研究頑張ってね~と言って帰ってきた!

勿論カビの中の成分に梅毒に効く成分があるとは教えてきている。

他の植物からも効く物が出てくれれば万々歳だ!


ふあ~!遅くなった!爺ちゃん心配しているだろうから高速で帰るぞ!!

ゴゴゴーーー!!


「こらレイン!遅いぞ!どんだけ心配したと思っているのだ!」ポール


「ごめんね!新しい研究を進めて、少し手伝ってきちゃったから!」俺


「いいが、爺ちゃんはワシだぞ!」ポール


「え?ヤキモチ焼いてたの?爺ちゃん!?」俺


「ん?ちが・・・そんなわけあるまい!」ポール


「爺ちゃんは、唯一じゃん!誰かが取って代われるわけないよ!」俺


「そりゃそうだ!

あたりまえじゃろう!ワシの子供の子供なのじゃから!」ポール


「そうだね・・・。爺ちゃん腹減ったよ!ご飯にしよう!」俺


「そうだな!そうしよう!今日も特性睾丸じゃ!」ポール


「なんで?最近頻度が多いよ!」俺


「ドンドン大きくなるレインを見てると嬉しくなるんじゃ」ポール


「確かに日に日にデカくなっているけれど、

そんなにデカくならなくてもいいんだけど・・・。

最近困ってるかも・・・」俺


「駄目じゃ!ワシよりもデカくなるんじゃ!」ポール


これは譲ってくれないな・・・

「分かったよ!爺ちゃんよりデカくなって、抱っこしてあげるね!」俺


「本当か!絶対じゃぞ!」ポール


「冗談だよ!そんな大きなからだを抱っこは難しいよ!」俺


「ワシより二倍くらいになれば大丈夫じゃろう!」ポール


「馬鹿な事行ってないで早く風呂に入ろう!」俺


「そうじゃな・・・どれ今日は念入りに洗ってやるからな!!」ポール

ひえーーー!

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