第31話 ガルシア・ウェールズ
毒の植物が沢山調べられている本!とても貴重だ!
麻酔に使えそうな植物や、そのまま毒としてもち入れそうな物があった。
見ていて楽しい。
この人どうやって調べてるのかな・・・?
狩をしながら、採取を進める。
ダンジョンでもらったストレージがめちゃくちゃ凄い!
なんでも入るし、頭の中でストレージに入っているものの一覧が出てきて、
把握できるし!
わ~!異世界、凄い楽しい。
これは夢じゃないんだよね?
こっちに急に転生してきたみたいに、
また急に地球に帰されたら、絶望しちゃうくらい今が楽しい。
こりゃ皆転生を夢見るわけだよ!
しかし、絶対何か問題起こるんだよね?きっと・・・。
ある朝、
「レイン!ダンジョンは領主に報告義務があるから、
ワシはチョット行ってくるがお前はどうする?一緒に行くか?」ポール
「領主か・・・何か目を付けられそうだから、やめとく!
俺は隣り街に行ってみようかな!と思ってる。」俺
「一人でか?」ポール
「そうだけど、俺なら大丈夫だよ!爺ちゃんだって分かってるでしょ?」俺
「分かった。気を付けて行くんじゃぞ!」ポール
俺はジェットを足裏から噴出して、一気にぶっ飛んでいく。
ファブールの街を越えて、隣町に着く。
「ようこそ。ロンブルの町だ!」門番
「こんにちは人を訪ねに来ました!はい身分証です」俺
「はいよ!中にどうぞ!」門番
町は石造りではないが整備された綺麗な町並みだった。
「すみませんガルシアさんと言う方のお宅を知りませんか?」俺
「ああ!あのへんな爺さんならこのまま真っすぐの一番端の家だよ!」町人
「ありがとうございます」俺
コンコン・・・。
「ガルシアさーん!いらっしゃいませんかー?
図鑑見ましたー!素晴らしかったですー!
もっとお話し聴きたいですー!」俺
バタバタバタ・・・ガチャ。
「誰じゃ?」ガルシア
「あ!初めまして!レインと申します。
ファブールの古本屋のお婆さんから聞いてきました!
ガルシアさんの著書にはいつもお世話になっています。
これなんかはジャンピ草を使って出来た痛み止めのポーションです!
どうぞ!良ければ!」俺
「なに!時間はあるか?中に入れ!」ガルシア
「はい。」俺
「ジャンピ草は痛みを和らげる効果があったのを、
ポーションにして強めたのか?」ガルシア
「はい。そうです。
スプーン一杯程度で全身打撲の痛みと熱を下げる効果がありました!」俺
「なんと凄いな!
そうかポーションにしてみれば効果がはっきりわかるのか!
盲点じゃった!」ガルシア
「それと提案なんですが・・・」俺
俺は色々な菌に効果のある、薬になりそうな成分を探せないかと相談した。
例えば性病患者の膿を採取して、培養し、
色んな薬草の成分を垂らして効能のある物を探り出すという作業だ。
ただ漠然と植物の効果を調べるよりも楽しいし意味も強くなると思ったからだ。
「なに!そんなことを考えたこともなかった!面白いな!
まずは、その性病という奴を試してみよう!対象者は多そうだしな!」ガルシア
「そうですね!
性病にも何種類かありまして、菌やウイルスなどでも違いますので、
症状別に判断の仕方を書いていきますね!紙とペンありますか?」俺
「ああホレ!それにしてもお主は医者なのか?その若さで!」ガルシア
「はいそうですよ!」俺
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・
「ホレお茶だ!」ガルシア
「ありがとうございますね!」俺
・
・
・
一時間程で大まかな説明を書いて渡した。
「おお!こんなに病気というのはあるものなのか?」ガルシア
「はい。
その症状を引き起こしているのは、
目に見えない小さな悪魔のようなものが悪さをしているのです。
そしてその悪魔には苦手ものが必ずあるはずなんです、
それを植物の成分から発見できれば、
現在不治の病でも治る病気になります。」俺
「そうなのか!面白そうだ!
手始めは君も手伝ってくれんかの?
これから町医者の所に行ってみようと思っているんだが・・・」ガルシア
「もちろん。
では膿を採取できるガラスの皿のようなものか何かはないですか?」俺
「あるぞ!」ガルシア
「おお!シャーレじゃん!
あるんだ・・・は!
これで良いです。何個かありますか?」俺
「おおあるぞい」ガルシア
ヨシ完璧・・・。
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