第26話 ダンジョン探索Ⅳ
あれ?大きな扉!!
「おお!ボス部屋じゃな!」ポール
「じゃ!最後だ!」俺
何が出るかな・・・。
扉の前に建つと勝手に扉が開いた・・・。ゴゴゴゴゴ・・・・。
ゴギャ―――――――――ス!!!
「なに!ドラゴンじゃと!!!」ポール
「ドラゴンキターーーーーーーーーー!スッゲー――!!」俺
カッコイイーーー!ヤバイ!
「レイン無理じゃ倒せん!出るぞ!」ポール
バー―――ン!!
「なに?閉じ込められたじゃと!クソっ・・・。爆炎魔法をくらえ!」ポール
ドッガ――――ン!!ギャオ――――ン・・・!
「ん?効いてるな・・・それ!それ、それ!」ポール
ボン!ボン!ボン!ギュワオー―――ン!
「俺も加勢だ!」俺
ピッシャー――――ン!ドッゴ――――――――ン!!!
プシュプシュプシュ~・・・。
「やったか・・・。」ポール
「それ駄目!フラグって奴じゃん!」俺
ギュワ―――!!! ドン!
「グワッ!!」ポール
「ほら!フラグ回収ってやつ!」俺
ドラゴンの尻尾攻撃をまともにくらって爺ちゃんは吹き飛んでしまった。
「爺ちゃん・・・!シロ!爺ちゃんをお願い!」俺
ワン!
「マル!奴を潰して!足止めお願い」俺
ワン!ドン・・・・・・。
ギチギチギチギチ・・・。
「これでも動こうとしているなんてドラゴン凄いな」俺
全力の雷を喰らえ!
ビカビカビカ・・・。
ピカッ!!ドッゴ―――――――――――ン・・・ビリビリビリ・・・・
シュ~・・・・・・。シュワシュワシュワ・・・。
とドラゴンの身体が霧散していき、そこにはデカい魔石が転がっていた・・・
やった!倒せた・・・!!!
「は!爺ちゃん!」俺
「大丈夫じゃ!
シロに治してもらっているが、まだ動けん・・・。」ポール
「良かった・・・。」俺
「それにしてもドラゴンに勝ってしまうとはな!」ポール
「爺ちゃんやシロ、マルがいたおかげだよ!
俺だけじゃ危なかった!」俺
ゴゴゴゴゴ・・・・。
「へ?まだ何かあるの?」俺
「宝が出てきたのじゃろう!」ポール
は!本当だ!宝箱が2つ・・・。
「レイン開けてきてくれ」ポール
「うん。」俺
一つ目の宝には、指輪が二つ入っていた。
二つ目の宝には、剣が一振り。
「指輪と剣だった!」俺
「そうか!どんな効果があるか分からんから、装備はするなよ」ポール
「は~い!って、この剣離れない!くっつちゃった!」俺
「なに!?呪いか!!!クソ!ワシが回収するべきじゃった!」ポール
「いいえ!呪いじゃないですよ!」男
「ふえ!!」俺
「誰じゃ!?」ポール
「はい。ここのダンジョンマスターことヨツムンガルドと申します。
見事私を倒されたので、ご挨拶です。
当ダンジョンの初踏破おめでとうございます。
この度このダンジョンを踏破した記念として、宝を差し上げました。
宝は、ストレージの指輪二つと魔剣一振りになります。
魔剣はあなた様が気に入ったようでございますね。
けして呪いではないので心配ご無用です。」ヨツムンガルド
「はじめまして・・・。で、なんで指輪は二個なのに剣は一振りなの?」俺
「それはそちらの御人が一度他のダンジョンを踏破しておりますので、
宝が少ないのです。
一生で踏破記念の宝は一人一つになります。
以前は霊超薬を受け取っていられますね」ヨツムンガルド
「そうじゃな!それで、レインの婆さんの命が助かったんじゃよ!」ポール
「そんな話があったんだ!今度詳しく!」俺
「はっはっは・・・いいじゃろう」ポール
「じゃあ、はい、爺ちゃん指輪!どの指が良いかな・・・」俺
「誰かに指輪をハメてもらうなど、婆さん以来じゃな・・・。照れるの」ポール
「いや、そういう意味が込められてはいないと思いますが・・・」俺
「これ!良い所じゃ!早くハメなさい!」ポール
はいはい・・・。
おお指輪が大きくなった!爺ちゃんの指に合わせて広がってくれた!
「痛っ!」ポール
「なに?」俺
「それは血を取り込み他の者に使えないように登録したのです。
以降は痛くないのでご安心を」ヨツムンガルド
「ビックリした・・・」俺
「ほれ、レインもつけてやる!」ポール
「いいよ一人で・・・あ!痛っ!」俺
「では永遠の契りを交わしたお二人に、踏破者の称号を与えましょう。
これでこのダンジョンのどこの階にでも転移可能になりました。
各階層の入り口に転移陣が現れますのでお使いください。
ダンジョンにある素材は回収が可能でございますので是非ご利用ください。
しかし、この度、ダンジョン内部のダメージが相当ひどく、
修復に1ヶ月程かかる見込みでございます。
素材もその頃から採取をお願いいたします。
わたくし目はいつもここにいますが初踏破者以外は、
この場所に来ることは出来ない使用でございますのであしからず。
ダンジョンボスは、氷の階の次に暗黒の間として新たにボス部屋を設け、
出現することでしょう。
おおそうでした!
そちらの精霊獣様方もここに入ることは可能ですので、
ご承知おきくださいませ!
それとそこのダンジョン核は傷つけないようにお願いいたします。
私の死とダンジョン崩壊と世界の崩壊につながってしまいます。
では私は修復作業に入らせていただきます!」ヨツムンガルド
「永遠の契りとか意味わからんし、説明長!!
てか、シロとマルは精霊獣なの?」俺
「ワシは精霊獣など聞いたことないな・・・」ポール
「あ!それと今後スタンピードなくせないの?」俺
「かしこまりました!スタンピードをオフにします。
その代わり、ダンジョン難易度が上がります。
例で言いますと氷の階は吹雪が巻き起こり、魔物も少し強くなります」ヨツムンガルド
「そうなんだ!スタンピードが起こらなきゃなんでもいいや!
なんか色々疲れたから、お家帰ろう爺ちゃん!風呂入りたい!」俺
「そうじゃな!ガハハハ!」ポール
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