第3話 魔法

レインの両親は戦争で死に、

祖父のポールと二人で、山小屋のようなこの家で暮らしているという。


「爺さん・・・聞いてもいい?」俺


「なんじゃ?」ポール


「魔法使える?」俺


「なんだ!当たり前じゃろう!

皆何かしらの魔法は使えるもんじゃ!ホレ!」ポール


ボッと、くべた薪に火がついた!


「うわーーー!凄い!俺も使いたい!」俺


「来週に教会で魔力覚醒の儀式があるから、すぐに使えるようになるわい。

待っておれ」ポール


やったーーー!なんと、魔法のある世界だった!

そして、

皆、10歳になると教会に行き、魔力覚醒の儀式というのをうけるらしい。

その儀式で魔法を発動できるようにしてもらうのだとか!


やった!来週って言ってたな。

楽しみ過ぎる・・・。

しかし、レインは死んじゃったんだろうな・・・。

爺さんたまに悲しい顔するんだよな・・・。

気付いてるのかな・・・。


爺さんに魔法の事を詳しく聞いたら、

儀式で覚醒するのは、


主に火・風・土・水・属性のどれかだという。


稀に光や闇なんていう属性もあるけれど、

殆どないと思っておけと言われた。

因みに爺ちゃんは火の属性だそうだ。


俺は土属性か風属性が良いな・・・。

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