久しぶりの再会
「さて終わった訳だが……」
なんというかなぁ……久々にルーに会いに行きたくなって来たぞぉ?と言う訳で早速会いに行こう。まぁ断られても知った事じゃないって感じで。確か止まってるホテルは……
「ここか」
しっかしデカいホテルだなぁ……よし早速入場。さて部屋にいるだろうか?まぁレインを飛ばしておいたから一応行くって事は伝わると思うが……どうだ?いるかな?とりあえずドアをノックして……
「ハーイ」
「よっ」
「……にゃぁ!?」
おっ可愛い声出すじゃん、しかしやっぱ部屋の中にいたか。ちゃんと言っておいたからね。……さてどうするか……完全にノープランで来たから何するか考えてなかったわ。
「と、とりあえず……入りマス?」
「んじゃ、お邪魔しますよ……」
……入ったはいいが何を話すか全く分からない……どうしよ。
「……あの」
「な、なんだよ?」
「……明日、一緒に散策しマショう?」
「いいぞ!……完全に二人きりでな」
……アレコレってデートじゃない?まぁいいや明日が楽しみだなぁ!
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「あー!あー!」
全然喋れてないのぉ!もっと話したいこといっぱいあったのにー!うぅ……でも明日デートする口約束を取り付けたから結果オーライ!……だと良いんだけどなぁ。本気で戦う事になったらそりゃ戦うけどさぁ……だからってなんで別居したんだろう私……
「と、いうより……こんなに私寂しがりやでしたっけ?」
前にも同じような気持ちにはなったことあるけど……その時は全然大丈夫だったのに。……やっぱり園歌の事が好きだからかな?好きだから離れるのが嫌なのかな。……よく分かんないや。
「入るぞ」
「だ、ダディ!?」
「久しぶりだなルー」
「どうしてここに?」
なぜ父さんがここに?一体何の用があってここに来たんでしょうか……
「まぁ……なんだ、お前には会社を継がせようと思っていたが……」
「しっかりしなさいお父さん」
「……あぁ、妻よ。済まない。……もう大人なんだ、キミは。だから自分の幸せは自分で決めなさい!そして……それに後悔するな!」
「?」
「あーなんだ、簡単に言えば……」
「あなたたちの結婚を許可します。……彼はちょっと抜けてるところもあるけど、それでもあなたが一緒にいて楽しい人なんでしょう?」
「ハイ……」
「その答えが出たなら、私はもう何も言いません。……幸せになりなさい」
……え?それってつまり……結婚してもいいって事!?
「本当!?」
「えぇ。……それはそうと息子か娘の顔は早く見たいです」
「あっそれは割と早く見せられそう」
「なんだと!?やはりあいつ一発殴ったほうがいいかもしれん!」
「まぁまぁ、年頃なんですから、そう言う事の一回や二回平気でしてますよ」
「しかしだな……」
「それに、もう決めたではないですか、私達が二人の仲に口を出すのは」
「……あぁ、そうだな。後言っておく」
「なんデス?」
「勝つなら、キチッと勝ってこい!」
「……ハイ!」
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