バトルロイヤル開幕!/クソコ呼ばわりもやむなし


っと……どうやら始まったみたいだな、宇宙ステージとか言ってたが……これ宇宙って言うより宇宙船じゃない?いやコロニーと呼ぶべきか……さてここはその一室。外には地球が見えるぜ。


「さぁてまず何をするべきか……」


「そんなのを考える暇もねぇよ!」


うおっ!?いきなり突っ込んできやがったぞこの野郎!なんだこのキャラ……確かオウルだったか?よく分かんねぇけどまともな奴じゃないのは分かる。……面倒だ、逃げるか。戦略的撤退だよこれは。


「おい逃げるなよ!?喰らえライフル銃!」


「じゃあ……な!」


なんでこのドアこんな硬いんだよ!まぁロックかけられるから問題ないけどさ……とりあえず真っ当に戦えそうな奴を探すとするか……ん?なんだこの赤い表示……さっき入った時こんなランプついてたか?どうなってんだか……

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『あーっと!ドクソゲー募集もといハイオウルが窓を割ってしまった!』


『残念ですがここで彼とはお別れです』


『物凄い勢いで酸素ゲージが減っていきます……あっ倒れました』


『はい即死。だから俺このステージ嫌いなんだよ!こんなの戦いじゃないもん!』


『それは同意。ってかマジでこのステージ考えた奴は首にしてもいいよ……』


『ドクソゲー募集選手、脱落です!しかしまさか同じ部屋に転送されてしまうとは……』


『不運でしたね。まぁライフル銃ぶっ放したのはちょっとアレでしたけどね……』


『さぁ他の選手は何をしているでしょうか?』

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「とりあえず銃は回収したが……」


いやしかし、既に一名脱落してんだよなぁ……碑矩がやった訳じゃないだろうが……しかし早すぎじゃないか?……こりゃステージが関係してんだろうな……明らかに怪しい酸素ゲージとか言うのが増えてるし。


「……」


後ろに誰かいるな。……誰だ?まぁいいや、誰が来ようが……撃つ!次に奴が行動した時に即ぶっ放す。そしてこんなバレバレな尾行をするのは碑矩じゃないな、あいつはマジで気配を消すと目視ですら厳しくなる。……さぁ動くか?


「隙あ」


「おせぇよ」


飛び掛かって来たか、接近戦を仕掛けてくるなら別に構わんが……そりゃ悪手だろうが。お前確かメルトってキャラは遠距離特化キャラ、別に近寄っても弱い訳じゃないが……その超能力は明らかに弱点があるだろ。


「え……え?」


「この距離で操作できると思うなよ」


腹に銃弾を撃ち込んで出来た隙に脳天にめがけ銃弾を一発。これで大抵の奴は死ぬ。……さて。なんかガラスにヒビ入ってるからサッサと逃げよ。

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