幾ら策を練ろうと
「さてと……」
少なくともこの辺にはもういないようだな。だが少なくともさっきまでいたのは確かである。まず間違いなくな。さてこっからが本題になる。恐らくこいつらは捨て駒、いわゆる弱い奴である。
「こっちか」
となれば確実にまだ残っている六人はまぁ強い奴ばかりだろう。さてどこに……
「今だ!」
爆破!?という事は相手にはバッド・Oがいるな!だが今のはどういう事だ?明らかにこっちの動きを見ているような動きだったぞ?そうでなけりゃこんなところで爆破してくる訳がない!つまり……!
「見てる奴がいるな」
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「おい読まれてるんだけど!?」
チッ使えない奴が……もっと目を付けられないようにしろって言っただろうが!まぁいいどうせ死んでもいい奴だしな、それより既にもうここを嗅ぎつけてるって事か?いったいどうやって……。
「まぁ流石に気が付くか……だが見てろ、少なくとも目を離した瞬間死ぬぞ!」
「な、なんだか嫌な予感が……うげぇっ!?」
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おっあそこにいるな。目を潰しながら重力をこいつの本体に向けて放てば見つかるだろうと思ってたらホントに見つかっちゃったよ。まぁいい、あのバカが使わない限りOの野郎は罠を仕掛けるタイプなんだ、接近戦なら……負けることは無い。
「……」
誰かが逃げてるな。追うか……?まぁいい追うぞ。アレは多分切り捨てられた野郎だな。後で倒すって考えもあるだろうが正直に言って生かしておく理由が無い。まぁ嫌な予感はするがな。
「よぉ」
「ほ、ホントにこっちに来やがった……!」
司令塔的な奴がいる、と。とりあえず殺すか……ってどうしてその司令塔的な人物が逃げないんですかね?
「ん」
「あ、あいつぅ!?」
成程こいつが爆弾だったか。俺が近寄ってくるとみて爆弾にした、って事だろうな。まぁこっちは触れずに吹っ飛ばせるんですけど。爆風を重力で逸らしつつこの相手をぶっ飛ばして……いるな、五人。
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「おいどうするんだよ!?お前が言ってたおとり爆弾作戦が普通に見切られてんぞ!」
「うるせぇ!」
いや防いでくるとは思ってたけどよぉ……そんな避け方あるか!?全然HPが減らせてねぇじゃないかよ!ふざけやがって……どいつもこいつも使えねぇ奴ばっかだ!
「とりあえず場所を変えるぞ!」
「みーつけた」
「!」
おいおいおい……もう来やがったぞ……!?まだ何も考えてねぇってのにふざけやがって!まぁいいとりあえずこいつを爆弾にして……飛ばす!
「おいふざけ」
せいぜい俺らが逃げる時間を稼いでくれよな!
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